バトルチェイサーズ
	バトルチェイサーズってゆう洋RPGがセールにあったのでプレイ中。 明らかに海外製のRPGなんだけど コマンド式の古き良き和製RPGの雰囲気漂う出来。 ちびちびプレイしてるけど良さも悪さも混然一体。 今のところの難点としてはとにかく重い。 移動にダッシュが無いためフィールド画面やダンジョンをずーっとのたのた歩かなきゃならない。 シンボルエンカウント方式だが雑魚敵もそれなりに硬く中々瞬殺とはいかないうえに 早送りも演出スキップも無いため毎回戦闘に時間がかかる。 ロード時間も君そんな御大層なタイトルじゃないだろってなるぐらい不自然に長い。 洋ゲーだからしょうがないけどローカライズされた台詞等の文章がイマイチ。 （訳は出来るけど文章は書きなれてない感） ちなみにインディとしては珍しく日本語音声もあるけど こちらも今の日本のアニメ環境に身を置く身としてはやや残念感。 レベル上げて探索してスキルや武装手に入れてじわじわ強くなるのが楽しい グラフィック・BGMは共に優良だが中身は90年代前半の和製っぽいRPG。 そこに洋ゲー特有の硬くすりゃいいだろ的難易度が仄見える感じ。 今のとこ出血・バリアゲー。 バトルチェイサーズ、取り合えずクリア。 グラフィック・BGM・レベルデザインは非常に高水準。 ラスボス含め強敵にはスキルと装備の更新で楽に勝てるようになるし そのためのレベルアップ作業も各ダンジョンがまさかの自動生成なので飽きない。 各キャラは明確にタンク役や攻撃役が決められていて 長所を伸ばすようにポイントを割り振れば快適に闘えるようになっている。 特に初期3人は ヘイスト・回復特化したカリブレットで敵アーマーを砕き 防御・バリア特化したガリーが挑発して敵を引きつけ 攻撃・出血特化したギャリソンが防御の下がった敵に出血を撒くという運用が 最初から最後まで通用する。 （防御特化のガリーを1ターンキルしかねない特殊な敵が一体のみ存在するが そいつは一度逃げればシンボルエンカウント扱いになるので 再戦闘前に閃光でスタンとれば比較的安全に勝利できる） 近年のコマンドバトル式RPGとして秀作と言って良いポテンシャルをもつ本作だが、 やはり難点はゲームスピードの遅さとローカライズのヘボさ。 特に日本語ローカライズは間違いなく 担当者がゲームプレイしていないと言い切れる出来で 頻繁に利用する宿屋の「休息」が「残り」という訳の分からん誤訳だったり テキストが時々意味もなく一文字だけフォントが変わったり斜体になったり スキルの説明と実際の効果が全然別物だったり 登場人物のいかついおっさんが突然女言葉で喋ったり 全編にわたってとにかくヒドイ。 一番ひどいのはクリア後にモンスター図鑑に載るラスボスの説明文で グーグル翻訳そのまんまぶち込んだだけの怪文書に加え 表記テキストに＜Color＝♯ｃｃ3300＞とか普通に乗ったままだったりで むしろ逆に笑えてくる。 ゲームスピード問題はバースト技のカットイン演出を任意にとばせるようにすることと ワールドマップでのダッシュを実装すれば解決する。 （欲を言えば移動スピードをあと20％程上げて欲しい） とにかく惜しい。あとほんの少しで名作たりえた海外産ＲＰＧである。 日本語テキストは…全面改修でお願いします。 いきなり何か続編っぽい雰囲気で始まる本作だが ゲームはこれ一本しか出てないので安心して欲しい。 どうやらアメコミの外伝みたいな扱いのようだ。私この絵柄好き。 出来としては非常に丁寧な作りのオーソドックスなRPG。 特にキャラごとの役割分担がはっきりしているので そこに気付けばかなり楽しく楽に進める。 さほど長くなく、価格も安いのでオススメだ。 難点は上にあげたようにゲームスピードの遅さと日本語ローカライズ。 ローカライズの酷さは一周回って逆に楽しくなってくる。 なんだよ「残り」って。