ゴッ ドオブウォーシリーズ主にUとV

ゴッドオブウォーU をやっている。

HDリマスタとは言え最近のPS3のゲームだといってもギリギリ通用するくらいグラがキレイ。
演出も細かいところまで抜かりなくパワーアップ!
いきなりクライマックス(・・・エドワードランディ?)的なイキオイと迫力で終始押しまくるスタイル。
操作系で汎用ボタンがR2からR1に変更になったのに少し面食らったが、
まさに続編のお手本みたいなデキ。

・・・カメラは相変わらず固定なので俺の評価も据え置きだがな!(えー?)

ちなみに主人公のハゲは相変わらず非情で外道で身勝手な上思いやりも無い
クズのお手本のような人格だけれども
今回新たに「頭がわるい」という属性もプラスされて
もうほんとにどうしたらいいやらわからない状態に進化!
出てくるキャラ出てくるキャラ敵も味方も人間も神様も抵抗無抵抗基本関係なく
とりあえず全員惨殺してみるというキチガイパーソナル全開です。

何度も言うけど何で主人公こんな性格なんだろう・・・




ゴッドオブウォーVプレイ終了。トロフィーコンプ。

Uの時点でかなり綺麗なグラフィックだったのだがVはタイトル画面の段階で「おお?」となり
プレイ開始直後から冗談抜きでド肝を抜かれた。

圧倒的である。圧倒的グラフィックと演出。
ゲームのグラフィックでここまでの感銘を受けた記憶は正直あまりない。
(思い当たるフシとしてはAC沙羅曼蛇の時とか?)
まさにこの瞬間、技術の推移と向上に直に立ち会えた感覚、未来を実感する感覚である。
現段階(2010年)でのCS機最高峰と言っても差し支えあ るまい。


そして当然前述のグラフィックの向上に伴い、各種殺害シーンがえらい事になっている。
普通にリアルな殺害現場に立ち会ってしまったかような、そう感じさせるよう仕組まれた各種の演出。
・・・L3+R3には参った。

内容は相変わらず勘違い逆切れDQNハゲが女々しく大暴れする話なので
首尾一貫してなんだかいやな気分になる。
血まみれ斬首部位欠損、開腹撲殺当たり前。
間違っても絶対に家族や子供の前でプレイしてはいけない。
するような代物ではない。
・・・で、ここまでがイージーをプレイした感想。



実は今回GOWシリーズ初めて、ハードでクリアしろという命題のトロフィーがある。
そういうわけで、最終的にハードモードをプレイすることになるのだが
これが理不尽に近いほど無茶苦茶高難易度なのだ。

操作に精通するのはもちろんの事、全て敵のガード不能技を覚え、
それ以外の全ての攻撃にジャストガードを合わせるくらいの気合で臨まないと
最初のボス相手でさえ死にまくる。
イージーで無敵を誇ったハゲもコロリと死にまくる。
雑魚戦でも死にまくる。理不尽に死にまくる。
宙に浮かされ地に叩きつけられ足場から落とされ物量で圧殺される。
進めない。先に進めない。


そしてプレイヤーは気付くのだ。
あれほど「やだなあ」と思っていた殺害シーンで湧き上がる別の感情に。
あまつさえ「この程度の仕打ちではまだ足りない」と
画面が真っ赤に染まっても○ボタン連打をやめない自分に。


愕然となる。
イージーでの「やだなあ」と感じた事の傲慢さ、この程度のストレス
…ゲーム「ごとき」の特定条件下においてすら容易く変転する自らの感情の軽薄さ。


おそらく、これこそがこのゲームの製作者達の真の意図ではないのか。
ハードでのプレイを課したことにより気付く境地。

一元化される応報、報復感情の提示。


このゲームを面白いかと問われたら僕は
「いやなゲーム」であると答えよう。
間違っても他人にオススメは出来ない代物であると。
そして同時に付け加えるはずだ。
だがしかし「色々と凄いゲーム」であると。



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