海宴表紙おまけ

○おまけ。試作バージョン。

●イメージは「凛然なる始まりの朝」
昼から夜に、夜から朝に。一応三冊の表紙は、
レビアたんが現われそして去っていった時間軸に合わせる様な構成になっている。

○編集に言わせればこれでもまだ発色が「ゾンビ」だそうで、
お決まりの「どーしてもってんならやってもいいですけど以下略
等のやり取りの後、現在の色調になった。
●最終巻の表紙に欲しかったのは、終日の夕闇迫る爛れた赤の空ではなく、
新しい一日が始まる早朝の鮮烈な空気感だったので
ギリギリまで譲歩していない。

○「海宴」単行本本編の印刷は、実は一言で言って「濃い」
「海贄」の印刷が良好だったので完全に油断していた
よろめきながら編集に連絡すると「なんでなんだろうね〜」と超他人事。
聞けば3冊とも印刷所が全部違っていて、そりゃ専用技術の
蓄積もフィードバックも起こらず作者も手の打ち様がない。
●読者の方々には些細な問題に思えるかもしれないが、
何百時間もかけて丁寧に創り上げた部分がすこしチェックすればわかるような
ミスで全部ご破算にされるのを2回もやられるのは、作者的には凄まじく悲しいものがある。

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