2015〜2016



2015/12/28
件の魚屋が中々に鋭いので魚介ネタに事欠かない。

ある日、なんか小型座布団くらいのアカエイを丸のまま販売してて(確か350円くらいだった)
丸のままはさすがに売れねーだろコレと私もスルーしたのだが
翌日立ち寄ってみたらバラされて小売されていた・・・部品の一つがコレ。

えいきも アカエイの肝臓

お値段167円とやたらお安いその上にラベルに「酒蒸しに」とあるが
その前にアカエイの肝臓って大丈夫なんだっけ?ビタミンA過剰すぎて中毒おこすんじゃなかったっけ?と
パックを手に取りしばし逡巡する。そもそもうまいのかコレ。
かつてよくわからないうちにサメ料理研究家なるニッチすぎる称号を手に入れた友人に
サメ肝臓のオードブル風ペーストをもらったことがあるのだが、まあサメもエイもそう変わりは無いだろと
ようやく購入を決意。未知の味への好奇心の方が勝った形だ。

とは言うものの、このエイ漁獲されてからそれなりに経ってるし
酒蒸しなんていう素材の風味ダイレクトな料理法で口に含んだ瞬間大噴射するのは嫌なので
少しでもにおいを誤魔化すべくちょいとしばらく酒に浸して
しかる後に濃い目の煮付けにしてみる。

ちなみに、丸のまま酒浸しにしてから切って煮たのだが
切断時、肝臓内のそれなりの空間に充満していた胆汁とおぼしき液体がごぼりと噴き出し
しまった切ってから酒浸しにすればよかったと少し後悔。

につけ なんか、黄色い。

写真ではやや硬そうに見えるかも知れないが、実際は非常に軟い。ペースト状で箸でつまめない。
胆汁交じりの色といい硬さといい、あまり言いたくはないが、ものすごくうんこっぽい。食欲がダダ下がる。

おそるおそる口に運んでみるが、懸念したアンモニア臭はない。特におかしなにおいはない。
味はいわゆる肝臓味で、けしてまずいわけではないがいわゆるメジャーな硬骨魚類肝と比べると平坦なイメージ。
なんと言うか動物的で大味である。
そして案の定、胆汁が詰まっていた空間に隣する部分は苦い。
肝臓内に広がる胆管部分に沿って不意に苦味がやってくる。
そういう意味では外葉部分のほうが安心して食べられる。

ちょっと強めの味付けをしてしまったので、慣れるとご飯のあてとしては中々優秀。
油分も多く結構日持ちする。


と、言うわけでこれが今年最後の更新
どうぞ皆様、良いお年を!




2015/12/22
豆腐を買いに行くスーパーの鮮魚コーナーが中々鋭くなった。
詳しくはわからないが仕入れに母校、海洋学部の学生が絡んでいるようである。
今まで売ってるのを見たこと無い魚種がぽつぽつ入荷して喜ばしい。

食べた事ない魚があったらとりあえず買ってみる。
そんなわけで今回はキントキダイ。

ホウセキキントキ 赤い。THE・サカナって体型。、

恐らくホウセキキントキ。高知産。
お値段驚きの一尾100円。ついつい二尾購入。
確か前に買った異様な安さのヘダイも高知産だったが・・・
大丈夫か高知漁民。買い叩かれていないか高知漁民

ひらき 開くとこんな感じ。

鱗が細かく鱗取りでもとりきれない。接合が強固でやっかい。
ガリガリやってたら鱗取りが跳ねて前にヒゲダイで怪我した左親指に直撃して出血。
包丁じゃなくてマジ良かった。

身自体は比較的透明感のある白身。肝臓はそこそこの大きさ。
胃袋にはアミがぎっしり詰まっていたが、なんだろね、サビキで漁獲されたものなんだろうか。

いつもの刺身、塩焼き、煮付け、でつかまつる。

まず刺身。

さしみ 鱗取りを強く押し付けすぎたためか柵にすると身割れした。

刺身うまい。
白身魚で感じたことのないほんのわずかな酸味(カツオ酸味の五分の一くらい)があり味わい深くかなり旨い。
・・・というか、そう言えばそもそも刺身にできる鮮度なのか聞いていなかったが・・・まあいっか、旨いし。

しおやき 塩を振って一晩。

塩焼きもうまい。
身質になにかイサキの塩焼きのようなモワモワ感があるが
これがこの魚の持ち味なのか鮮度のせいなのかはわからない。味わい深く飽きない。

につけ 肝臓・胃袋付き。

煮付けも同じ。脂こそないが白身にしては身の味が比較的濃く、旨い。
特筆すべきは肝臓で、大きさこそないが非常に味がいい。
私が一番旨いと感じる肝臓はサバフグの肝臓(幼いころの思い出補正あり)なのだが
このホウセキキントキの肝臓は脂こそ控えめだが味はそれに酷似する絶品クラスである。
残念なのは量が少ないので一瞬でなくなってしまうという事。
もっと食いたい。もっともっと。私に肝臓を。追憶の味を。

この魚、値段に見合わぬ旨い魚である。マイナスポイントは細かい鱗が取り辛くごそごそする点のみ。
100円で売られていい魚ではない。

脂に頼らないこの身の旨みは
白身魚の味がわからないと言う人に特にオススメだ。見つけたら是非購入を検討されたい。




2015/12/14
さて、抱卵ハタハタである。
そろそろ季節も終わりなので若干焦っていたのだが
折り良く近くのスーパーに入荷を確認、購入する。三尾パックで600円。

はたはた きのこと一緒に適当煮付け。

エラの下をハサミで切って指で鰓と胃袋ごと引っこ抜く。
切り口から水 を入れ腹腔を少し洗う。(強く洗うと肝臓が流れ出ちゃうので注意)
下処理こんだけ。簡単おいしい。食えないのはほっぺのトゲくらいで、後は丸ごと頂きます。
・・・まあ、三尾のうち二匹はオスでしたがね!抱き合わせ商法だ!ファザナドゥだ!

ちなみに、コミティアの帰りに友人たちと有楽町あたりの地方物産展をそぞろ歩くのが近年の恒例になりつつあるのだが
秋田のブースにハタハタ関連のこういうのが売ってるので時々買う。

ブリコしょうゆ漬け 500円くらい。

ブリコをイクラのようにばらして醤油漬けにしたもの。

なかみ 中身はこんな感じ。

おいしいけれども、まあ、例によってブツブツ噛み終わった後には口の中に大量のモサモサが残される。
あとパッケージがどう見ても長い間売れなくて日に当たって色落ちしたような今時珍しい残念な印刷
これ換えるだけでも売上げ四割は変わるだろうにと余計な心配をいつもする。いっそ俺に描かせてほしい。

そんで最近、マツカワガレイ卵巣をゲットしたスーパーでついに抱卵ハタハタ一夜干しを発見。
ハタハタ納めに大盤振る舞いじゃあ!

はたはた長者じゃあ ハタハタ長者じゃあ!

うおおお!

うまそうじゃあ うまそうじゃあ!

・・・ブツッブツッボリッボリッ・・・
完熟しきってるからかはたまた焼き加減なのかすこぶる卵が硬い。
・・・うむ、満足したけど買いすぎた。さすがに顎が疲れた。祭りの後はいつも寂しくわびしい。

と言うか、いまんとこ自分で煮付けたやつが一番うまいな。

寒いのは苦手だが、この時期の東北地方にいつか行かねばなるまいて。




2015/12/07
何度も言うがカニはギャンブルである。
見た目、重さ、におい、万難を排してなお正解に届かない。
高いお金を出してもハズレを引く時がままある。それがカニだ。

しかして、しかしカニである。うるおいなのだ。
一年に数回はカニギャンブルに身を投じる、そういう出費人生には必要なのだ。

と、言うわけで
ちょいと前に近所のスーパーでこうばこの良さそうなのが入ってたので購入。三体で800円。

こうばこ 茹でる。

カニは焼くのが一番旨いと聞くのだが、私は程よく染み渡る塩味以上にカニを輝かせる調味料を知らぬ。
ゆえに茹でる。同じ理由で蒸しもままならぬ。
ただ、同じ外部硬構造を持つ食材中、内部に海水を孕む二枚貝だけは別で、
これは茹でより蒸しの方が味が数段上がる。蒸せ、二枚貝。

さて、審判の時間である。

あがなわれた

・・・ああ、贖われた。俺の全てが許された。

あたりである。
鮮度よし。殻も硬く身の比重が高い。味噌内子外子全てにおいて文句なし。
嬉しい事に三体全部大当たりである。ここまで満足行くカニギャンブルは何時以来か。

翌日、再びそのスーパーを訪れると件のカニどもが半額になっていた。
一日たって鮮度がどう落ちるもんか検証してみるかと再度購入。
同じように茹でて食べてみる。

昨日と同じ三体全部大当たり。味も特に悪くなってはいない。
うむ、うまい。染み渡る。

満足である。とても満足である。
秋のカニノルマを全力で達成しきった思いだ。ではまた来年会おうじゃないか。




web拍手
  いつも楽しく拝見してます。その卵不味いわけない絶対買いますわイイナー
ありがとうございます!あのスーパーはちょっと遠くて高いのであまり行かなかったんですが
あれ以来スケベ心を出してちょくちょく覗くようになりました。でももうあれほどの一品は出ませんね。
完全なイレギュラーだったようです。やはり魚介は一期一会ですね。




2015/11/30
抱卵ハタハタを探してスーパーのはしご中、

まつかわがれい 正体不明の

こんなんのを見つけたので購入。298円。
ラベルにはマツカワガレイ切り身って書いてあるけど卵巣だよねコレ。多分。白いけど。

でけえ ・・・でけえ。

展開してみたら思いの外でけえ。
卵巣を切り身と称するいい加減具合から本当にマツカワガレイなのかどうか疑念が晴れぬが
形状からしてヒラメ・カレイ族の卵巣であることは間違いなさそう。
それにしても大きい。これだと魚体は60cm越えてるんじゃないのか。
あとコレなんでこんなに安いの。確かマツカワガレイって超高級魚でしょ。

というわけで、いつも通り煮る。煮付ける。

うまいうますぎる ふむ。

・・・さて、どんなもんだろう。


・・・
・・・・・おお・・・
パーフェクト!

えぐみもカナっけも生臭さも無い。
口の中でホロホロと崩れる絶妙な粒状感!噛み締めれば際限なく広がる魚卵の滋味!
際立った個性は無いが味や食感全てにおいて最上である。
良い!むっちゃうまい!

魚卵は味付けでほとんど決まるのは承知の上で、
僕が今まで食べてきた小粒魚卵煮の中でコレが文句無く一番旨い。

・・・しかしなんでこれこんな値段で売ってたんだ。これだったらこの五倍値がついてても驚かんぞ。




2015/11/23
豆腐買いによく行く スーパーの鮮魚コーナーにトウジンが売っていた。
魚体丸のまま販売は昔一度買いそびれた以来だったのでこれは好機とばかりに購入。
焼津産398円。

トウジン こんなんの。

・・・うん。多分コレ丸のまま買う人いないんじゃないかな。

トウジンはソコダラの仲間でこっちではゲホウとも呼ばれる。

とうじんかおつらつら

口が飛び出ていなければわりと好みの格好いい頭の造形。
ちなみに頭はかなり硬い。先端は鋭く刺さり、細かい鱗が返しのようになっている。

うろこ 体の鱗もこんな感じ。

体表を覆う鱗も細かい返しがついた楯鱗みたいな鱗で、中々荒々しく指に引っかかる。
これ取れるのかと思ったが鱗取りでやっつけたら割とぱりぱりむけた。
でも細かく多いので、特に頭とか全部は取り切れない。

にまい 二枚卸状態。

白く透き通る身質。
肝臓は中々の大きさ。
胃袋は深海魚の性で反転していたがかなりの強度。これもうまそうだ。
頭を落として半身を刺身に、骨付きを煮付けにする事にする。
とにかく頭がでかい。

につけとさしみ

わかってはいたが身の量が少ない。刺身として半身から取れる量が右の小皿程度。

さて、刺身を先に頂こう。

・・・脂もなく雑味もない、味は非常に繊細で上品な白身。
柔らかいが仄かに繊維質で、歯ごたえだけならホタテ貝柱に似る。
うまいが癖がないゆえにサラリと食えてもの足りない。
前に沼津深海水族館近くのすし屋で食べた印象とほぼ同じである。酢飯に味が負ける。

につけ 煮付け。

残りは煮付け。
8分ほど煮て一晩置く。

につけつけ 肉が輝くぜー

肉量はやっぱり少ないのだが、かみしだくとシャリっとした繊維が顔を 見せる。かなりうまい。
特筆すべきは肝臓で、これは非常に旨い。脂が勝ち過ぎることなく、しかし程よく軽く絶品レベル。
くにっとした肉厚の胃袋もよい。いける。トウジン煮付け旨い。

全体的にエゾイソアイナメ(ドンコ)に似ている。肝臓の油を減らして その分肉の味が良くなったドンコ。
ただ旨いが肉量は少なく、しかも鰭が長く繋がったタイプにありがちな鰭基部の小骨がすこし邪魔。
ドンコほど骨の強度はないがそれでも無視できるレベルではない。
楯鱗みたいな硬く小さな鱗も完全にとりきれるわけもなく、煮付け醍醐味の丸ごと頭をしゃぶると言うわけにも行かない。
鼻筋には粘液が糸を引く。ちなみに耳石は結構大きめ。

ただ、煮付けの特に肝臓の旨さはそこらへんのマイナスポイントを全てチャラにできる。
見かけたら肝臓の有無を確認してぜひトライしてみて欲しい。



web拍手
   コミティアお疲れ様でした。貴重な時間割いてスケブしてもらい感謝の極みです。
   電波塔の魔法遣い拝見致しました。霧恵先生の作品はいつも読んだあとに心がグラグラするのが好きです。 
   やっぱりマンガっておもしろいです。
ありがとうございます。電波塔知っててこっちがオドロキですよ!機会があったらまたいらしてください。




2015/11/16
コミティア終了。
天候不良の中わざわざ来てくれたみなみなさま、どうもありがとー!

なんか、いつもよりわりとはけた感。
そのせいで帰る間際に今回まったく会場を見て回らなかった事に気が付いた。
嬉しい反面、そぞろ歩くだけでも創作意欲のチャージ効果が高い催し物だけになんかちょっと勿体無い気もする。




2015/11/09
今週末、11月15 日ビッグサイトで開催されるコミティア114に参加します。

スペースa@X24a 月刊製作委員会(仮)

一応前回出した「チラシの裏のBehEMotH」の残りを持って行きますが
実は今回、珍しく新刊(と言っても10ページくらいのちょろいやつですが)が出るやもしれません。
現在鋭意製作中。間に合いますように(進捗状況50%・・・えー)


PS:完成しました。新刊でます。よろしくねー。




2015/11/03
近くのスーパーで安く売ってるイボダイの干物を時々買って食べているのだが
小魚なのに脂があって中々旨い。
正確にはアメリカ産で名前は「しず(バターフィッシュ)」とある。
まあイボダイで相違なかろとは思ったが、ふと味に違いはあるのかと疑問に感じたので地物を買って食べてみた。

エボダイ 相場はどうなのか知らないがお手ごろ価格。

今までてっきり鱗がない魚だと思っていたが、割と大き目の鱗が付いてた。
かなり剥がれやすいので鮮度の指標になりそうな感じ。
開いてみるとしっかりとした身質でうまそうだ。

とりあえず塩焼きで食べる。

しおやき こんなん。

しおやきおもて 焼けた銀は食欲をそそる。

問題なくうまい。控えめな脂とイボダイ風味が僅かに香る皮目。しっとりとした身質で味は良いがやや薄い。
骨がそれほど強くないので頭ごと食べれて実に満足。

・・・と言うか、よく考えたら干物との味比べだからこっちも干物にしなきゃいけなかったのに
なんで塩焼きにした俺。

ちなみに、別件で刺身も食べてみたが繊維質のジャクっとした良い歯ごたえでこれもうまい。
むしろ鮮度がいいなら刺身の方が良いかもしれぬ。




2015/10/27
なんか完全版「海神」作業が全然終わんないので
ラフ設定とか公開してお茶を濁してみる。

新版設定

新レビアタン鈴バージョン。
旧版から少し造形変更。シャコモチーフなのは同じだが甲羅に目玉大腕が付いた。なんとなく。
劇中だと細部を確認できるカットが無いので、まあたまにはこういうのもいいよね。
こんな感じで完全版は造形部分にもちょこちょこ変更箇所があります。 (Mr備前のちんことか)

という訳で完全版海神まだもうちょっと待ってくださいませー(えー)




2015/10/19
直前でまた告知しますが
今年もまた11月のコミティアに参加いたします。

11月15日(日)東京ビックサイト東ホール
スペースa@X24a 月刊製作委員会(仮)

とりあえず前回販売した「チラシの裏のBehEMotH」を残った分だけ持って行きますが
今回電子書籍版「海神」の作業が押していて
いつもの事ながらそのほかの予定はちょいと怪しいです。




2015/10/11
LeviAThaN シリーズ第8話「三バカとホルマリン」、ようやく作業終了。

新旧比べてみると

新旧

こんな感じ。

主線はほぼ全て手直し、ついでにそこかしこ新規で描き直してます。
僕の場合見開き部分も今と昔では書式が違うもんで、もう一から描き直した方が早いんじゃないかと思ったりもした。

これで「海神」本編分のエピソードはリマスタ終了。
ただ、せっかく「完全版」と銘打つついでに表紙も書き直したいのでもうちょっと、もうちょっとお待ち下さい。




web拍手
   ハタハタはから揚げ粉つけて油でオラァ!するとおつまみにちょうどよかったですよ
カラアゲもおいしいですねえ。と言うかハタハタは煮物焼き物揚げ物漬物となにやってもうまい!エライ!
ただ刺身だけはまだ食べた事がないので、いつかシーズンに日本海方面に旅立たなくてはなりますまい。




2015/10/05
そろそろ魚卵の季節である。
それこそ当然ながら年中何かしらの卵は出回っているのだが
やはり鮭の生腹子が出回りはじめるこの時期にこそ俄然、魚卵愛好者達は色めき立つのである。

と言うわけで鮭の腹子が半額だったので今年もイクラを作った。

いくら ・・・通常価格だと高すぎて買えぬ。

自分で作るメリットは量と、やはり好みの味付けにできる事だろう。
高い食材だけあって味付け失敗すると非常に悲しい事になるので、
普通は酒1みりん1醤油1のオーソドックスかつ無難な配合で漬けるのだが
今回みりんを切らしていたので昆布つゆ1醤油0.3酒1.5で勝負。
わりとテキトウな配合だったが中々うまくいった。

これでしばらくゴージャスな朝食が楽しめる。


そして、この季節のお楽しみがもう一つ。

はたはた 理性を失わせるなまめかしき魚体。

ハタハタである。
サイズはすこし小さいとはいえ卵巣付き一夜干しがこの値段。買わざるおえない。
弱火でゆっくり焼く。

やきはた 神の魚の名に恥じぬ旨さ。

五匹中メス3オス2。抱卵しているにもかかわらず銀の皮を破いて脂が滴る。
丸ごと食えて身も卵もすこぶる味が良い。うまいっ。
ハタハタは庶民が気軽に買える魚の中で最高級に旨い魚だと思う。
まあ相変わらず白子だけは汗臭いおっさんみたいなヘンテコなにおいがするのだが。

写真でもわかるように、ハタハタの卵の色は大別してオレンジグリーンの二色に分かれるのだが
これには地域性があり、また、何故こうなるのかもよくわかってないようだ。
(産卵する海藻との兼ね合いの保護色のような気もするが)
ちなみに食べ比べてみた所、味に明確な違いはない感じ。どっちも非常においしい。




web拍手
   和栗は大体そんなモンですよ、特に茹でるとホクホク感はなくなります。
   有名産地のものだと少し違うと思いますが・・・
   あと、サンマですが最近は中国韓国でも消費されてるそうで日本での漁獲高が減っているそうです、
   大衆魚がまた高級になってしまいそうで残念な話です。
なんと。栗は焼いたほうがよかったかー。こないだのと比べると炒ったシイの実の方が断然うまかったもんなー。
やはりサンマは今年不漁のようですね。小型で脂のノリが悪い。それでもやっぱり旨いですが。
この手の回遊魚は年によって漁獲量がしょっちゅう変動するのであまり心配してはいませんが
人口の桁が違う国に目をつけられるのはやはりちょっと勘弁して欲しいところではあります。
   栗って冷蔵庫でしばらく保管すると甘くなるんじゃなかったけ?
なんとなく一週間くらい冷蔵庫にほったらかしにしてたんだけどピンと来ない味でした。
次は焼きます。来年になりそうだけど。





2015/09/28
である。
今年のサンマはなんだか型が小さい気がするがである。
というわけでを買ってみた。秋っぽく。
植物は隙を見せるとすぐ旬が過ぎてしまう感があるのでなんとなく生栗を。

よく考えたら自分で生栗を買ったのは初めてな気がする。
よくわからんが茹でてみる。
生のままの皮むきは厄介そうだしそのまま焼くときっと爆発するのではないか。
銀杏みたく封筒に入れてレンジでチンできれば楽なのだが、栗のガタイは 銀杏のくらいある。
レンジごと爆発されても困る。

茹で時間は45分くらいのようだ。

荒ざましした栗は結構柔らかくなっている。
出刃で叩き割ると中々の質量をもった子葉が詰まっている。うまそうである。

いざ食べてみると、柔らかすぎる。味もなんだか水っぽい気がする。
味のぼんやり感は前に食べたオニビシに似ていて、もすこし硬めで濃い味を想像していたのだが
栗ってこんなもんだったろうか。あるいは茹で過ぎなのだろうか。



web拍手
   へダイは鯛のくせに銀色なのと名前が知られてないので、安くしないと売れないと言うのが
   うちの方の理由です。ちだいなんかも安いので、それより安くしてる感じですね。 
   卸値もめちゃめちゃ他に比べて安い。
哀れ也ヘダイ。銀色なばっかりに。マダイばっかりチヤホヤしおって。
しょうがないのできゃつの良さを知っているこの俺だけでしっぽり楽しむ事にする。




2015/09/21
この所ちょくちょく寄る様になった店で

へだい コイツ

ヘダイが売っていたので買う。高知県産。
魚体もきれいで鮮度も良さそう。白銀に黄金の縦じまが美しい。
これでお値段200円である。安い安すぎる。

とりあえず鱗を丁寧に落として二枚におろすとこんな感じ。

へだいにまい 模範的白身。

図鑑に載ってそうなおろしやすい平均的な体型に、タイ一族の名に恥じぬ美しく透き通った白身。
この時期はあまり旬ではないはずだが脂もちゃんとある。

加熱して食べたい心持だったので頭は梨割りにして味噌汁へ。身は両方とも塩をふって一晩冷蔵庫へ。

やき うまそう、いやうまい(確信)

翌日じっくり火を通し焼き物とする。

骨離れの良い身に皿に張り付くほどモチっとした見た目にも美しい銀の皮。
程よく締まった肉質はタイ一族特有の味と脂の旨みをキッチリ主張し
骨目皮目の美味さは正に絶品。こたえられぬ。汁物とした頭もうまい。

実はこのヘダイという魚、どちらかと言うと南方系だがさほどレアというわけでなく
割と時々スーパーで見かけるのだが、何故かいつも大概非常に安い。
味は正に一級品なのにもかかわらず値段が逆に内容に釣り合っていない
かなりヘンテコな扱いを受けている魚である。
確かに他のタイ一族と比べると全体的に小柄で顔がすこし寸詰まり粗暴な印象を受ける面相だが
まさかそれが不当な安値の理由ではあるまい。何故に安いのかよくわからない魚の筆頭である。

安すぎるので返って怪しまれる向きもあるかと思うが見かけたらぜひ食べてみて欲しい。
間違いなく太鼓判を押せる味である。




web拍手
   「海神」楽しみにしています!
あわわわわ!ここ半月ゲーム三昧で製作がストップしておりました。ごめんナスー。
もう再開しましたもう大丈夫平気平気。今三バカとホルマリンの後半見開き部分(えー)
・・・もうちょっと、もうちょっとだけお待ち下さいませー。

   回転寿司でも「黒みる貝」で並んでいますね。同じような切り方なので、
   寿司ネタ用で間違いなさそう
おお!やっぱり!回転寿司のニューフェイスと言ったところでしょうか。
買った刺身は途中で食べ飽きたのでちょっと焼いてみましたが
ちょっぴりエグイ匂いが発生、一応普通に食べれはしますが軟体味としては低ランク。
この貝自体がこの程度の味なのか、あるいは冷凍だからダメなのか判断つきかねます。
一度活けで食べてみたい所。




2015/09/14
ウォーキングがてら寄った店で「黒みる貝」なるものの刺身が売られていた。

くろみるがい しかも半額

・・・「黒みる貝」ってなんじゃよ。

よく目にする「ナミガイ」は本物の「ミルガイ(ミルクイ)」との対比で「白ミル」と呼ばれているけど
ならばこの「黒みる貝」なるものが本物のミルクイであるかと問われれば
今や超高級貝のあいつがこの値段で提供できるはずもない。十中八九ありえない。答えは限りなくNOであろう。

でもまあ試しに買ってみた。アカガイみたいな割とおいしそうな色をしておる。

すいかん? ふむう

箸でつまんでみるとペロンとしたよくわかんない単位で重なっている。
多分水管部分だとは思うが、どんなカットをしたのか正直よくわからない。
いわゆる豚の鼻状になってないし入水菅と出水菅の仕切りがどこだか判然としない。
この感じだと元の貝体はかなり大型なのではなかろうか。

と言うか皆大体この大きさで揃っているのでもしやこれ寿司ネタ用のやつではなかろうな。

さて、そんなこんなで食べてみると
生の貝特有の歯ごたえと香気は確かにある。
ただ、解凍ものゆえか全体的に薄い。平坦な見てくれと比例してフラットな味わいで、
当然ながら諸要素は活けのナミガイの足元にも及ばない。
まずいわけではない。が、特筆すべき驚きもない。

ただ、安価で「生の貝食ってる」という満足感はある程度得られる、この点は強みかもしれない。




2015/09/07
友人からまたも何かが届いた。

相変わらず無言プレゼントなので真意の程は不明だが
鳥取で行われた日本SF大会、そのへんのお土産のようだ。

さばしおから こんなんの

サバの塩辛である。
こいつは初めて見た。こんなのあるんだ。
なんかもうなんでもありだな塩辛。あまねく食品はきっと全て塩辛化できるに違いない。

なか 中身こんなんの

食欲をそそる色合いをしておる。
か何か使ってるタイプなのかな。

もる 小皿に盛るとこんなんの

良さそうじゃないか。はらもの皮の白が堪らなくうまそうである。

では、いただきます。

・・・。
・・・・・しょっぺえぇー!

ちょいと予想外のしょっぱさ。
いままで食べた塩辛中、ランクで言えば暫定二位の塩分濃度。(一位はぶっちぎりでがんずけ)
これ麹とかじゃないな。純粋な塩だけだ。
麹的なものかと思ってた周りの付着物はペースト状になったサバの構成物のようである。

で、この手の塩分濃度が妙に高い食品の常として、
「うまい」より「しょっぱい」の方が先にたち、それ以上の感想が中々出てこない。
単体で食べると皮部分のクニクニした生っぽさが僕好みで
噛むごとに血合い系の滋味が染み出すのだがしょっぱい。
ならばとご飯や豆腐と一緒に食べてみたら今度は塩分によって固められていた滋味が分散してしまい正直生臭い。
単体で食べるにはしょっぱすぎ、さりとて何かとコンビを組めるほど個性が丸いわけでもない。
感覚としてはご飯タッグで無双の底力を発揮する筋子と同じなんだが、
なんだかピンと来ないのはただ単に食べ慣れていないからなのか。

強めの酒のあてとして使うのが一番良さそうな気もする。




2015/08/31
お茶を自分で淹れるうまさに開眼したこの夏。
深蒸し茶→麦茶のコンボだけではさすがに飽きたので
Web拍手でオススメされていたそば茶ほうじ茶を捜索、購入。

おちゃーず

うちのお茶事情が一気にバリエーション豊かに。

なにぶんお茶素人なので、とりあえず初買いのありもので揃えただけなのだが
それでもこれから色んなお茶を楽しめると言うのはなんだかリッチな気分になる。

と言うかハト麦茶とそば茶以外は購入した店が全部バラバラ。
正直商品と種類が豊富なのは緑茶だけで、それ以外は厳選できるほど選択肢がない。
・・・お茶専門店、近くにないものか。


購入したそば茶は正確には「韃靼(だったん)そば茶」で、
韃靼って言われても俺の知ってる韃靼は韃靼タイフーン韃靼人ブーリバくらいである。
でもまあそば茶って書いてあるのだから普通のそば茶とそう変わるまい多分。
そんな感じでまずは作ってみた。

パッケの説明書きがg数換算で、大匙の場合はどのくらい入れりゃいいのかさっぱりわからんので
1.5ℓあたり大匙五杯ほど入れて15分ほど火にかけてみたら、
そばの実がなんかもうヤカンの蓋を押し上げんばかりに水吸って三倍くらいに膨らんだ。
ヤカンの蓋開けて茶漉しにパンパンになったダシガラを見て、はたしてこれで正しかったのかとしばし悩む。

できたそば茶はかなり黄色い。煎ったそばのいい匂いがする。
飲んでみると穀物特有の甘さがあり、確かにうまい。
どちらかと言えばスープのようにじっくり味わって飲むタイプ。

残ったダシガラになんか既視感があると思ったらこれあれだ、小鳥の餌だ。
試しにひとすくい食べてみると米みたいに普通に炊けている。
そばの香りこそ薄くなってるが「俺穀物食ってる!」って感じ。
米飯に混ぜて炊くといいらしいのでそうしてみると、ご飯にそぼろ肉をかけた様な見てくれになって新鮮だ。
でも味はそばの香りのする普通のご飯。
「お肉だったらいーのになー」と歌いながら食べる。
豆腐にかけると更にそぼろ肉感アップ!だがやはり味はそばの香りのする豆腐。
「お肉だったらいーのになー」と歌いながら食べる。

残ったダシガラも食べれるのは確かに他のお茶にはないお楽しみとしてお得感がある。
しかしそば茶ボトルを一回作るごとに小さめのお茶碗一杯分くらい炭水化物の塊が産出されるため
ダイエット中の身としては若干サイクルを緩めざるおえない。


続いてほうじ茶を作ってみる。
同じ茶葉のはずなのに深蒸し茶と比べると単なる枯葉にしか見えない。
パッケの裏に書いてある分量指定は「タップリ使用せよ」という実にまたファジーなもので
実際多めに入れて蒸らしてみると濡れた枯葉にしか見えぬ。
クワガタとかカブトムシが喜んで潜りそう。腐葉土感半端ない。

ただ漂う香りは実に里山的清涼感溢れるほうじ茶のそれ。ああ、良いなほうじ茶。ほっとする。
これは本当にグビグビ飲める。飽きが来ず冷やして飲んでも実にうまい。
あと緑茶に比べて適当に作ってもちゃんと「ほうじ茶」のカテゴリに納まる味。安定性が高い。

現在のお茶サイクルは緑茶4ほうじ茶3そば茶2その他1といった所。
茶葉はまだたんまり残っている。夏が終わっても楽しめそうだ。




2015/08/24
悪魔家族がらみで西伊豆、大 瀬(おせ)海水浴場に行ってきた。
悪魔父悪魔息子A、そして所属不明の黒いおっさんといういつもの釣り面子だ。

当初予定では、も少し先の井 田海水浴場で泳ぐはずであったが実際行ってみるとちょい波が荒く
「海水浴場」と言うよりも「磯」といった風情で悪魔息子Aが藻屑になる可能性が若干上昇したので
急遽変更となった。・・・と言うか、途中で見た大瀬海水浴場の立地が素晴らしすぎた。

大瀬海水浴場 これは抗えん。

駐車場代は三時間以上で1500円(三時間以内なら300円)と若干お高いが、なに、こういう時に金を使わないでどうする。

はまべ 下弦に佇む半島の風情が堪らない。

いざ着いてみると盆過ぎというのにやはりそれなりに人がいる。

ぎゃくさいど 山と海の調和に心沸き立つ。

反対方向から見るとこんな感じ。海にいながらミンミンゼミの蝉時雨。
中々のダイビングスポットのようで客の半分はスキューバ及びシュノーケリング目的。
砂浜にはテントが並び、海の家風の屋台もコンパクトに充実している。

砂浜海岸と言うより礫海岸で、子供が泳ぐには割といきなり深い。
遊泳境界のあたりで人為的な岩礁となり、岩の陰には大量のガンガゼがいる。
岩礁表面は磯焼けをおこしたみたいにツルツルで、岩にくっついてる比較的大きな巻貝はギンダカハマくらい。
海藻もウミウチワくらいしか繁茂していない。

がんがぜたいりょう 棒持って行って一個一個潰してやりたい。

ところが不思議な事に、何故か妙に魚影が濃いのだ。種類も豊富。
定番のクロホシイシモチキンギョハナダイの群れは言うに及ばず、熱帯系のソラスズメツノダシ
そして40cm級メジナクロダイその他が岩陰を泳いでいるのを普通に見れる。
この日は若干濁りがあったが、ベストな透明度であったらさぞや壮観だろう。
ちょっとした素潜りでこのような光景を堪能できる海水浴場というのは、やはり中々に貴重だと思われる。


上の地図でみればわかると思うのだが大瀬崎の先端には謎の池(神池)があり、その周辺は神域で神社となっている。

ひきでちからのみことじんじゃ 神社好きにはぐっと来る立地。

祭神は「引手力命(ひきてちからみこと)
海水浴場付近で泳いでいてもかなり潮の流れを感じたりするので海流に由来した神様だろうか。

いいかんじ 観光地であってもやはり神社空間は静謐である。

んで、気になる池のほうに行こうとしたらここからは参拝料100円が必要とのこと。
パンツ一丁のままで来たから一度お金を取りに戻った。

ビャクシン イカす大樹のネジれ具合。

庭内は一周1kmほどだがビャクシン群生地らしく大量のイカす神木がある。
沿道の内側に件の池があった。

かみいけ なんだか不思議な光景。

確かにいきなり山中の風情である。
海から50mも離れてないのに淡水で、湧水というには濁りすぎ、溜池と呼ぶには渇水の気配がない。
縁を歩くとたくさんの鯉が餌をねだって口をパクパクさせてくる。
濁っているので深さはわからず、
さりとて池の神性犯すもの死亡・発狂等の恐ろしげな文言が説明看板にあり全容はようとして知れない。
うん、こういう不思議はとても良い。


ひとしきり泳いだ後、船着場の横の堤防で三人で釣りをしてみる。
時刻は4時ごろ。天気も薄曇となって少し風も出てきた。悪くない釣り模様。
なまじ水中で見たばかりにメジナやクロダイ等の上物を期待してしまうが
しかし浮きでも投げでも釣れるのはキュウセンササノハベラばかり。

くろさぎ 割と大き目のクロサギ。

ただ、いずれも型はいい。
投げた感じだと海水浴場方面は完全に砂地で、そうすると餌はゴカイの方がいいかもしれない。
沖のほうでスズキのジャンプもあったのでルアーもいけるかも。

なんてこと考えて竿振ってたら突然、
こんがり焼けた褐色ビキニナイスバディお姉ちゃん三人組に「釣れますか〜?」なんて声をかけられる事案が発生。
やにわにいろめきたつおっさん二人。お姉ちゃんズはクーラーボックスを覗き込んで「わー」とか「すごーい」とか
無邪気に喜んでいる。
さすが観光地である。今、我々の眼前に非日常空間が現出した。

一瞬お姉ちゃん三人と俺だけでこの夏の夕闇の中、どこかにしけこむビジョンが浮かんだが、
それやると一週間くらいかけてここから家まで一人で歩いて帰る羽目になるのは想像に難くないのでぐっと堪える。

それにしてもビキニギャル三人の声掛け事案など我々の人生において初めてである。
唯一の妻帯者たる悪魔父の表情はサングラスで隠れ、読み取れぬ。
ナイスバディを目前に、サングラスの奥の視線が今一体どのへんを彷徨っているのか凡人にはわからぬ。うかがい知れぬ。

・・・と言うか、海から上がったそのままを風にさらして乾かした結果、ボサボサの茂木健一郎みたいになってる頭髪と
せなに「馬刺し」と書いてあるボロボロのTシャツ着た怪しげなおっさんに声をかける若いおなごが
果たして本当に存在するだろうかとの真実の問いに、この夏、我々が導き出した結論は

「悪魔息子を撒き餌にすればもしかして爆釣じゃね?」

という実に不遜かつ悪魔的なものであった。


・・・よし、来年も行こう大瀬崎。ぜひ行こう。




2015/08/17
果物覚え書き

なつしずく(梨)

なつしずく 青リンゴみたい。

ふれっぴー、二個で320円。
青梨と呼ばれるタイプの梨だそうだ。

なつしずくー 三水系と比べて一回り小ぶり。

梨については「豊水」が一番好きだという到って普通人間の僕なので
正直あまり期待せず買ったのだが、これが中々の当たり

みてくれや手触りは青くて硬くて酸っぱそうなのだが、ひと齧りすると豊水に勝るとも劣らない予想外の果汁量。
果肉は硬めでリンゴのような歯ざわり。
控えめな甘さほのかな青い香気が、噛み砕いた瞬間口内に勢い良くなだれ込む。
甘すぎずどこか懐かしいような香気のこの果汁の奔流は、例えるなら苔むした岩肌を洗う鮮烈な清流のようで
この夏のさなか、冷蔵庫でよく冷やしたものは絶品と言ってよい。

おいしかったのでまた買おうかと探したのだが見つからない。
これもまた、また来年のお楽しみの一つとなった。




web拍手
   乳と腹筋に色艶と張りが!触手と精液もツヤツヤプルプルに!比べるとよくわかりますねー
ありがとうございます!全編割とこんな感じで、線の強化に加えて手が長かったり顔が小さかったりとかの
さすがに看過できないデッサン部分を余さず修正して回っています。無論エロ度をアップする方向で。
「何やってんの過去の俺」とか言いつつ、それでもすこしずつ自分の作品の出来が良くなっていくのは
やはりちょっと楽しいですね。




2015/08/09
LeviAThaN シリーズ第7話「チェイン!」、ようやくリマスタ作業終了。

この「チェイン!」(と第8話「三バカとホルマリン」)は、確かPCの製作環境が変わった直後の執筆で
弱くて気に入らない線が多かったため、結局ほぼ全頁主線の入れ直しを敢行。結果随分時間がかかってしまった。

まちがいさがし

旧新比較するとこんな感じ。
・・・構図はそのままなので実際に通して読むと多分全然変わってない印象になるような気もするが・・・

さて、後もう少しで一区切り。
夏が終わっちまう前にどうにか「海神」配信までこぎつけたい所だ。




web拍手
   いつも楽しく拝見してます。で、そば茶だと、簡単ですよ。茶殻も食べれますし。
ありがとうございます!おおそば茶!そば茶も良さそうですなあ。てゆうか茶殻食えるんだそば茶・・・
緑茶の茶殻とか微妙に食うには憚られて捨てちゃうのはいつももったいないなあと思っていたのですが
確かにそば茶殻だとあまり無理なく食えそう。
   冷やして飲むなら焙じ茶もお勧めですよ お値段も割りとお買い得です
おう、ほうじ茶!これも良さそうですなあ。
・・・なのでちょいちょいスーパー等のお茶コーナーを見るようになったのですが
なんか、そんなに種類置いてない。大体緑茶位しか置いてない。
・・・お茶専門店とか近くにねーかなあ・・・。




2015/08/02
茶漉し用の網が付いてるヤカンを買ったので、このごろはもっぱらお茶を飲んでいる。

2ℓペットボトル分の水を沸かしてお茶を煎れ、荒冷ましにそのままペットボトルごと水風呂に投げ入れ
適当に引き上げて冷蔵庫でさらに冷やす。
汗ダラダラウォーキングから帰ってきてキンキンに冷えたコイツをぐびりと一杯。・・・たまらぬ。

最初にスーパーで適当に買った緑茶は友人をして「なんかおかしくねコレ?」と言わしめるほど
香りも味もイマイチを通り越してなにかこういう新型のお茶なのかと思えるほど緑茶感がゼロだったのだが
次にふれっぴーで買ってみた「深蒸し茶」は前回がイマイチだった分口の中が光り輝く程の異様な美味さだったので
今は「深蒸し茶」関連で品物を物色している最中である。

少し前から自分で煎れるタイプの麦茶を探しているのだが、コレが中々置いてない。
そんな中、ふと寄ってみた雑貨屋に何故か「ハト麦茶」が置いてあった ので試しに買ってみることにした。

まずヤカンで煮出すのだが、これが一向に捗らない。
ハトムギはいわゆる川縁に生えてるジュズダマと同じ植物なので、とにかく殻が硬い。
ペンチで一個一個潰した方がいいんじゃないと思うほど外見上の変化が無く煮出してる感がない。
40分煮出してようやく良い感じの色になる。
基本的に自家煎れはペットボトルのお茶を買うのに比べてコスパが非常に良いのだが
これ毎日ハト麦茶煎れてたらガス代がえらいことになるのではないか。

緑茶と同じ手順で風呂に投げ込み、しかる後キリリと冷やした奴をぐびりとやる。
んまーい。
なんと言うか、基本薄めの麦茶なのだがきちんと芯はある感じ。
クセがなく薄いのでグビグビいける。グビグビなくなる。

・・・・これまたこのクソ暑い中40分煮出すのか・・・。

この手間さえなけりゃ、これは中々のオススメなのだが・・・。
(緑茶が30秒で煎れれる分、ギャップがでかい)




PS:ハト麦茶、・・・クセが無いので速攻で飲み飽きた。
  買って置いた「深蒸し茶」に再シフト。んまああい。緑茶って美味いなあ。
  こぞの夏はこんな感じでお茶ローテーション。




2015/07/26
唐突に友人からクール便で何か送られて来た。

開けてみるとサンマの子供(ハリコ)の干物ツチクジラのタレ。

くじらのたれ クジラタレ

メッセージ性のあるもんが他になんにも入ってないのでよくわからんのだが
外房にでも旅行に行ったのだろうか。

しかし、サンマの子供はいいとして、問題はクジラタレである。

「タレ」とはいわゆる鯨類の干物みたいなもんで、一種のジャーキーである。

静岡在住として真っ先に思い浮かぶのが「イルカタレ」で、これが中々凶悪なパンチ力なのだ。

イルカはいわゆる海獣類の匂いがキツすぎるのである。
イルカタレはそれを物理的に数倍に濃縮した純生ものなので、
それはそれは凄い匂いがする。
噛むほどに進退窮まる味がする。
素人がうかつに口に入れるとまず間違いなく「むおっ」もしくは「ぐふっ」って言う。
よほどの海獣類好きしか手を出しちゃなんねぇ禁断の食物なのだ。

ちなみに、
普通にスーパーでイルカ肉売っているのを見て驚き、次に好奇心に負けて購入
最終的に料理失敗一口食べて残り全部破棄までが初めてこの地にやってきた新入生のテンプレ
あの大学にやって来たほぼ全員が経験するイニシエーションのようなものである。


・・・今回それと同じような「クジラタレ」が目の前に。
なんだこれ嫌がらせかと一瞬思う。
でもまあせっかく送ってきてくれたんだしとりあえず焼いて食ってみる。

くろい ・・・火が通ってんのかわかんねえ。

焼いたらちょっとだけ縮んだ。
食いついてみるとあの海獣類の匂いはあんまりしない。
繊維質な部分は鹿肉に似ているが噛み切れないほどでもない。
脂身が無いので味は均一だが、普通にうまい。クセが逆にワンポイント になって中々いける。

・・・ふむう、結構うまいじゃないか。




2015/07/19
朝、バイトから帰ると玄関にセミが落ちていた。
まだ体が白い。黒山の蟻にたかられて仰向けでもぞもぞ動いている。羽化失敗である。

どこで脱皮したんだと探してみたら

ここかよー ・・・ここかよー。

玄関引き戸の脛くらいの高さに抜け殻があった。
バイトに出る前、降り出しそうな雲行きだったので取り出したレインウェアの裾が当たったんだと思う。
・・・俺が原因かよー。
今年初めてのセミとの出会いがこんな形とはー。

脚の前に指をかざすと必死に掴まって登ろうとする。ひんやりとはかなげでしっとりとした感触。
落ちた拍子に両方の羽が逆さまに折れ曲がって固まってしまっていて、もう蟻を払ってもどうにもなんない。
すまぬ。すまぬ。

このままジワジワ蟻にたかられるのをほおっておくのは忍びないし
さりとて一思いに踏み潰す勇気もない。


・・・なので、責任を持って食べる事にした。

フライパンに大目に油を引き、素揚げに近い形で一気に炒める。
んで、出来上がったのがコレ。

セミの素揚げ風 ・・・本当にすまぬ。

揚げてる間も取り立ててヘンなにおいなどしない。ヘンな汁とかも出ない。
仰向け状態だと脚がカリッと香ばしそうに揚がっていて、むしろ7:3「うまそう」が勝つビジュアル。

むしだなあ でも、ひっくり返すとやっぱり虫だなあ・・・。

の、きちんと観察する前に揚げてしまったのでおぼろげではあるが、おそらくアブラゼミではないかと思う。

意を決して、味塩コショーを振りかけて食べてみる。

一口目は腹から行った。

・・・話には聞いていたが、腹部は本当にすっからかんである。ふすっとした食感。
指にしがみついてきた時にはしっとりとした重みがあったのだが、揚げてしまうと抜け殻のごとくカラカラになる。
かじった穴から覗いてみたら、頭胸部のカニミソのような灰色の組織から
白い紐
のようなものが後方に繋がっているだけで筋肉が無い。生殖腺がどこかもわからない。がらんどうである。
これでどうやって内臓を保持しているのか、はなはだ不思議である。

二口目で、全部行く。

歯ざわりは悪くない。しょりしょり。
キチン質の、小型の川エビの素揚げとほぼ同じ歯ざわり。ただし、エビのような香り高さは無い。
期待していた筋肉の旨みは、わずかな甘味が「ん?これ?」と確認する暇さえなく一瞬で流れ去ってしまい、
正直味塩コショーと混じって区別が付かない。川エビの印象が招き起こした幻味かもしれない。

トータルの印象は、ぶっちゃけ「微妙すぎて味がわからねえ」である。
香りの無い川エビの殻だけをもしゃもしゃ食べた感じ。

・・・というか冷静に考えれば、こんなに身近で大量にいる生物がエビ並みに旨かったら
国民みんな採って食ってるわ。

虫にありがちなヘンなにおいとかの癖がまったく無いので、昆虫食入門にはいいかもしれない。
ただ、味はともかく罪悪感がはんぱないので
今回みたいな事がない限り、僕はセミを自分で料理するのはもうゴメンだ。




web拍手
   ホットラインマイアミはゲームとしても面白いですけどなによりストーリーがやばいですよ
というわけで買いましたん。おもろいですなあ。
とりあえず一気呵成にクリアしちゃったので取り損ねたマスクとパズル探して二周目をユルユルやっております。




2015/07/14
悪魔家族の二児の父が釣りにハマってそろそろ一年が過ぎようとしているが、彼は 順調に釣りキチ化している。
ここ最近、どうも私の住んでる近くの海で「ゴマサバがアツい」らしくて
毎週のようにやって来ては釣れた魚を分けてくれたりしていた。

中々の釣果のようである。〆サバおいしゅうございました。

んで、今回持ってきたのがこれ。

あいご 毒ヒレ除去済み

30cmくらいのアイゴである。
とは言ってもアイゴ本体は釣りキチ悪魔が持って帰って巣にいる悪魔家族に分け与えるため
もらったのはその白子である。
魚体に比べて大きくて立派な白子であるが、前回釣れた時にはなんかちょっとおっかなくって捨ててしまったそうで
今回私はその毒見役といったところだ。

アイゴ本体は実家にいた時に食べた事がある(余談だが、私が海で初めて釣った魚はこれである)が
白子を食べるのは私も初めてだ。

とりあえず、普通の白子に対する扱いと同じ接し方をしてみる。

あいごしらこ ふむう(横山光輝風)

すなわち、ソバツユで軽く煮て一晩置いたもの。

未知の食材ゆえ少し強めに煮たのだが、食べてみると中々のなめらかさとコク。
そしてやはり仄かに垣間見える若干トゲのあるヨード臭。すなわちアイゴ臭さ。
ほんの僅かではあるがこのアイゴ臭が許せるか許せないかで評価の分かれるところだ。

ただ、天草の寒天使ってこの白子ごと煮こごりにしたりすれば海藻くささが+に転じて
一気に高級食材になりうる気はする。
あと何故か白子の端っこの方は全然アイゴ臭を感じなかったため、
その部分に限って言えば普通のおいしい白子であった。・・・ふむう。


ダイエット。
体重計を買って4kmほどの軽いウォーキングを始めてからおおよそ一ヶ月ほどたつが、
とりあえず細かく増減しながら全体的にはゆーーっくり下がっていっている。
これ一年ほど続けりゃなんとかなるんじゃないか。




web拍手
   先日”このごろ”を見ていたところに姉が通りかかり、「また貝食ってんの。
   貝にあたっていつか死ぬんじゃねーか?」となかなかヒドイことを言っておりました。
姉様にお伝え頂きたい
「死なぬ!貝ごときでは死ねぬ!」 と。
でもまあ「アワビに当たって死ぬ」とかだったら割となんとなく神話民譚っぽくていいかもしれん(・・・そうかぁ?)




2015/07/06
ベイドリームに行ったらそこの魚屋に殻付きの「チリ産アワビ」が売っていたので
かなり逡巡した挙句買ってみる。二個で980円・・・・の半額。

「チリ産アワビ」と言えば「ロコガイ」で、本当はアワビとは全然別物の種類(アクキガイ科)の貝なのだが
腹足の具合がなんだかアワビっぽくね?という商売的な理由からアワビの代替として安価に出回った過去がある。
アワビのパチもんとしての悲しい身の上から大体剥き身加工されて入ってくるので殻付きなのは非常に珍しい。

殻付きロコガイ
なんて今まで見たことが無いというのが今回費用対効果をおして購入に踏み切った主な動機である。

ちりさんあわび ・・・あれ?

んで、買って帰ってひっくり返して殻を見てみたら

・・・これ、本物のアワビじゃん。

いや、日本のアワビとは若干違っているがこれは間違いなくミミガイ科のなりである。
・・・なんだよー。ニセモノじゃないのかよー。なんだかガッカリだよー。

鮮度もさほど良くないようなので二個とも塩茹でにした。

しおやき でもまあ巻貝大好き。

・・・うむ、問題なくアワビの味である。
と言うか国産アワビとかほとんど生でしか食べない上にそもそも久しく食べてないのでちょっと自信が無いのだが
身もワタも普通の熱を加えたアワビの味である。腹足が若干硬い普通にうまい。
しかしながらあくまで冷凍物アワビとしてのうまさな上に絶対的に量が少ない。あと3〜4個食べたい。もどかしい。

から 真珠層にはなんだかロマンがある

おまけ。殻はこんな感じ。
ミミガイ系の特徴である呼吸孔だが、国産と違い本種は二穴だけ貫通している。
内側の真珠層もかなり擾乱した印象。
比較対象が二個だけなのでなんともいえないが歩留まりが良く、両方とも殻の色合いと形状が妙に同じなので
もしかしたら安価で出回っている韓国産アワビみたくチリでも御当地アワビの養殖が開始されたのかもしれない。




2015/06/28
エスパルスドリームプラザにマッドマックスを見に行ったついでにそこらへんの生鮮食品店 をそぞろ歩く。
なんか食用ほおずきなるものが売ってあったので物珍しさから買ってみた。

イエローベリー こんなんの。

品種名はイエローベリー。
ぱっと見、割と高めに思えるお値段380円也。粒が不ぞろいでかなり歩留まりが悪い。

見た感じは熟れすぎたプチトマト。
口に入れてひと噛みすると小さな種と共に程よい酸味の果肉が破裂する。
というか食感は気持ち固めのまんまプチトマト。

味は控えめな酸味と甘さ、独特の香気を伴う・・・ええとこれなんだろな・・・
・・・アレだ。リンゴだ。熟れたコナコナタイプのリンゴの香り。リンゴの香り+ケミカルな何か。

基本的には面白い味のするプチトマトといった風情の果物なのだが、
このわずかなケミカル感が曲者で、忌避成分か何かなのか数粒いっぺんに口の中に入れられない。
個人的には一粒ならアリな果物なのだが、三粒同時に噛み潰したら多分吐く。

どうも食用ほおずきにも色々と品種があるようなので、その中に僕の体質と合うモノがあることを祈ってやまない。



web拍手
   もうマンガの新作は描かれないのでしょうか?
それはありえません。
が、前四冊がそうであったように、
僕は今自分が一番描きたいものを描く事が読者に対しての最大限の誠意であろうとの思いがありますので
商業としての注文とその部分の整合性が取れてないのが今の状態ですね。
また、一度大きな発表の場を経験すると顕示に贅沢になるのも事実で、それが筆を遅らせる原因でもあります。
ともあれ何か描かねば話が始まらないのでそのあたりは早急にどうにかしたいと思っています。
(でもLeviAThaNリマスターが全然終わりませんビクンビクン)




2015/06/20
LeviAThaN 第6話「本能と冷凍庫」、ようやく配信開始。
2ページの完全新規カットに加え、全ページに何らかの加筆修正が入ってるので既刊をお持ちの方は間違い探しに最適!(えー?)
あと二話で「海神」一巻分になるので御用の方はあともう少しお待ちをー。

柑橘メモ
イエローポメロ
メイポメロ・サワーポメロに続き、私の前に現れ出たる三番目のポメロ族。
みてくれは前出の二種と同じく夏みかん。名前にイエローと付いてるけどそんなに黄色いかなこれ。
皮の剥きやすさ、種の多さともに特筆すべきところは無い。到って普通の夏みかん系。
味、香気共にやや薄く、サワーポメロほどの味の個性は無い。
ただ一箇所、粒の口当たりだけはぷりぷりしてて非常に独特。
これは今まで食べた柑橘系の中でも初めての食感。太田ポンカンのざくざく系とも違うさらに瑞々しい破裂感。
粒の強度が絶妙で、敢えて例えるならヤマメのイクラの食感って感じ。
これは、この口当たりを維持したまま味と香気に改善があれば中々の一品に成るのではなかろうか。

ダイエット
メイドインジャパンという理由だけでタニタの体重計を買いました。約3000円。
さて、ここ一ヶ月くらい夕餉の炭水化物を抜いてきた成果は如何に!

・・・なんか、全然変わってないような気がするんですがこれはどういうことですか?どういうことですか?



web拍手
   いつも柑橘類と海産物のレビュー楽しみにしています。
ありがとうございます!さすがにそろそろ柑橘系はシーズンオフで目新しいのがなくなっちゃいました。
地物の生シラスもそろそろ終わりそうですが、キンメダイは脂がのりはじめて良い感じです。
   幸せ物質ドバドバ出るみたいですから、糖分て、脳には必要ですよねー
執筆中は時々ドーピングと称して冷凍庫に入れといたマカダミアナッツのチョコなんかを食べますが
如実に体が喜びますね。特に飴玉は口持ちもいいのでよく舐めてます。
味と口持ちのよさではスルメのゲソが中々の高得点なのですが、ついつい大量に食べ過ぎて胃痛になったりするので
この頃は少し控えるようになりました。




2015/06/14
なんか魚肉ソーセイジ豆腐で乗り切れるような気がして来た。小腹がすいたらヨーグルトを飲む。

あと今日の昼食は友人達とパフェ食べ放題的な店に行ったのだが、久々に糖分を腹いっぱい摂取したらなんか滾ってきた。
やっぱり砂糖は偉い。活力が漲る。


web拍手
   創作業の方は糖質ダイエットをするとアイデアが出なくなる的な事は結構色んな所で聞きますね…。
僕の場合は多分なんとなく「もうちょっと痩せよう」的なふわふわした寄る辺無い思考がよろしくない気がします。
目標体重をしっかり設定して終わりを決めないと報酬系が働かず全体の活力も減衰する感じ。
僕の身長だと推奨体重は67sくらいらしいので、諸々考慮して72sを目標とすることにします。




2015/06/07
4月の段階で、なんか「太った?」みたいな事を久々に会った家族やら友人に言われたので
なんとなく炭水化物ダイエットなど試みてみる。そんな気分の時もある。

とは言っても僕は半分コメを喰うために生きているようなもんなので、基本一日二食の生活から
夜の部でのみ炭水化物摂取を控えることにした。
つまり、これまでの炭水化物摂取量を半分にした形。

んで、一ヶ月。

・・・確かにちょいと痩せた気がする。仄かに頬と顎がこけた。
如実にわかるのが生活パターンが変化で、昼に異様に眠くなり、朝がやたら早起きになる。
体の調子は中々良い。筋肉や可動各部などかなり明確にイメージできる。

ところがルーティンワーク的な部分で使う頭は冴えた感じなのだが、
クリエイティブな部分のやる気が削ぎ落とされている気がする。気力とかそういった感じの部分。
一週間が物凄く早い。
なんだか「本能と冷蔵庫」のリマスタ作業中にHシーンちょっと足りない気がして2ページ追加しようと決めてから一週間。
見開きの下書きに二週間。
明らかにおかしい。たった2ページになんでこんなに時間がかかるのだ。自己嫌悪でさらに筆が進まない。

厄介なのはここで食生活を昔に戻すとリバウンドしそうな気がするところである。
恐るべしダイエット地獄。この上は目標を明確にしつつ上手く気分を乗せて乗り切るしかない。




2015/05/30
たまたま次の週にも静岡駅を利用する機会があったので、件の魚屋に寄ってみる。

なんか、手頃なヒゲダイ売ってたのでゲットした。

ひげだい ちょっと小さめ。

値札には「からす鯛」
前に食べたやつよりも小さめだが鮮度は良さそう。
刺身も考えたが小ぶりだし、ここはやはり丸ごと塩焼きにする。

まるやき ・・・黒い。

やっぱり鱗がかなり硬い。あっちゃこっちゃにピンピン飛ぶ。ベラ類くらい剥がしにくい。
ただ、皮が旨い魚なので手を抜くわけにも行かない。
鱗をはがし終わった魚体は控えめに見てもなんだがみすぼらしい感じの色合いで、
そんなに人気のある魚じゃないのはなんとなく納得できる。あまり皮ごと生で食べようという気が起こらない。

だがしかしやはり旨い。
若魚のせいか前回食べたのよりは脂のノリが劣るが、それでも一級品の旨さである。
肋骨や背鰭基部など骨格がかなりしっかりしている魚なのでしゃぶりがいがある。
そしてやっぱりよく焼いた皮目が非常に旨い。
もっと大きな個体を食べてみたい。強くそう思わせる良い魚である。




2015/05/24
静岡市内において僕 の知る限り最もスルドイ魚屋は、静岡駅の食鮮館奥にある魚屋である。
僕自身は静岡駅を経由する移動などは年に数回しかしないため中々行ける機会が無いのだが、
そのさいには余さず立ち寄ることにしている。

こんな感じのちゃんとした魚屋の委託店舗みたいなのは郊外の大型スーパー等にもあったのだが
最寄にあるその手の店舗はここ数年でバタバタと閉鎖され、
定番しか置かない面白みの無い鮮魚売り場に変わってしまった。

無難な品揃えは商売として仕方ないのはわかる。わかるが、しかしわかるわけにはいかん。

と言っても、マイノリティにできることは「ヘンなものがあったらとりあえず買う」くらいのものだが。

・・・そんなわけで
静岡駅の件の魚屋にツボダイが置いてあったので買ってみた。

つぼだい 初めて見たぜー。

「ツボダイ?そんなにめずらしいか?」と言われる向きもあろうが、よく思い起こして欲しい。
干物、あるいは味醂干し状態以外のツボダイをあなたは果たして見たことあるだろうか。
よく見かける「ツボダイの干物」は正確には天皇海山周辺に一大漁場が見つかってから出回り始めたクサカリツボダイなのだが
当然ながら遠洋漁業なので鮮度のいい奴はなかなか入ってこないのだ。

このツボダイは地物、静岡産のようだ。
店の人に聞くと生でもいけるとのこと。これは買わねば。

つぼだい・・・だよな ツボダイ…だよな?

・・・なんかツボダイにしては体高が低い気がするのだが・・・うーむ、わからん。とりあえずツボダイってことにしとこう。
鱗は細かいがそんなベラボーに硬いわけではない。残さず剥ぎ取る。とりあえず刺身だ。

つぼだいさしみ 若干の白濁身、血合いがきれい。

普通なら皮ごと食べてみるのだが、これがかなり厚く丈夫な皮だったのでつい引いてしまった。普通の刺身だ。
僅かに水っぽい気がするが、
色 合い・味わいは上質である。歯ごたえが若干独特で、切れがいい。
ただ
、うまいがいわゆる普通の白身の域を出ない。クサカリツボダイ級の脂を期待してたので少し肩透かし。

なべもいいかも

よし、煮るか。
どうでもいいけど背鰭、腹鰭、尻鰭にむっちゃ強い棘があるので調理の時ちょっとこわい。

つぼだいにつけ

というわけで、ツボダイの煮付け。
これはうまい。期待してたほどではないが、それでも骨周りやヒレ周り、はらものささやかな脂がうまい。夢中ですすれる。
そして何より厚い皮が非常にうまい。むにゅぷつっとした歯ごたえで細かな鱗の剥ぎ跡が出汁を保持してご飯がすすむ。
ちなみに、肝臓の味は普通。食べても大丈夫。

市販の「ツボダイの干物」は鱗を取ってないものが多数でこれは実にもったいない。こんなに皮がうまい魚なのになあ。
加工業者の方々は是非とも鱗を剥いだバージョンを作ってみて欲しい。




2015/05/17
恒例、今年の静岡ホビーショウ。

一般公開初日に行ったんだけど、相変わらず盛況。人一杯。
今回は個人的に目玉と呼べるものが無かったのだが、それでも色々な立体造形を見て歩くのは楽しい。

しんかい6500

6500リファイン版。米粒みたいなダイオウグソクムシ×3(とダイオウイカ)がおまけで付属。

近日の事件等でどうなるか少し心配だったドローン関係も一応普通に飛行展示していた。
こういうのがブンブン飛んでいるのを見ると(この先どうなるかまだ良くわかんないものの)
やはりちょっと背景資料の撮影用に一台欲しいところだ。

企業ブースを潰す勢いで年々版図を広げていたモデラーズクラブだが
ようやくその領土拡大にストップがかかったようで、今年は去年とそう変わらないスペース占有率に見える。

いちぶんのいち

いつもと変わらず色んなものを展示してあるが、
今年はネオジオングがその巨体もあって各所でよく目立っていた。

そしていつも楽しみにしている東京マルイの試射ブースだが
今回は前回のような大きな射的場はなく、製品を自由に空撃ちできるコーナーが二箇所設置されていた。

試射ブース

去年のように実際に弾を撃てないのは残念(対象10歳からのちとちょろい小さな射的場はあるにはあった)だが、
この方式だと、待ち時間がほぼ無いような状態色々な機種を試し空撃ちできるのでこれはこれでアリだと思う。

そして、謎の銃も爆誕。

どんなはんだんだ

・・・・・。
この発想はちょっと俺には無理だな・・・・。



web拍手
   コミティアありがとございました。
   突然の不躾なお願いにもかかわらずスケブに応じていただきありがとうございました。額に入れてかざります。 
   グソクムシセンベイおいしゅうございました。
なんのなんの。遠いとこから御足労いただき恐悦至極!良かったらまたいらして下さい!




2015/05/10
連休中、友人達の誘いで車を出してもらい、富士宮にある若獅子神社という所に九七式中戦車(チハ)を見に行った。

チハ 豆戦車のイメージがあったが、さすが戦車。大きい。

現存する57o砲型は靖国神社とここ若獅子神社にしかないそうで、中々貴重なもののよう。
ここのチハは保存用の加工や塗装を極力していないようで、錆びて朽ちるに任せているように見える。
履帯は外れ、車体の下に錆びた鋼鉄が砕けて積もるのもそのままだ。
変な言い方だが、それが凄く風情がある。・・・70年の風雪。
きっと、いまだ外国の地にある他のチハ達も、同じような赤錆びた姿で静かに眠っているに違いない。


若獅子神社からの帰り、そういえば同じ富士宮の浅間大社に同乗者の誰も行ったことがない事が発覚、
とりあえず寄ってみようという話になった。
僕の住んでる所からは微妙に遠い距離にあるため
富士浅間の総本山的な神社にもかかわらず今まで一度も行ったことがなかったというていたらく。
神社スキーとして深く恥じ入る次第である。

んで、実際行ってみたらここが実に素晴らしい。

浅間大社裏側

境内に湧玉池という場所があり、鎮守の杜から湧き出た富士の湧水がそのまま川になっている。

湧玉池

欄干から覗けばすぐ傍に40〜50pはありそうな鱒(多分ニジマス)が群れなして泳いでいる。

にじます

柿田川級の清流が忽然と街中に出現し、

かわべりでやすむひとびと

かつ水と人の間に境界がないという、まさにファンタジー。
まさしく神域と呼ぶにふさわしいたたずまい。

やぶさめ

そしてダメ押しに、実はこの日は「流鏑馬(やぶさめ)祭り」というお祭りの初日であった。
「意図せずなんとなく寄ってみた神社でお祭りをやっていた」という幸運。・・・なんという幸せ。

鮎の塩焼き

縁日で売っていた鮎の塩焼き串をほおばりつつ

出店

どこまでも続くかのような参道を、出店を見ながらそぞろ歩く。

・・・これを、至福と言う。

実際、お祭りという幸運に恵まれて第一印象が最高であったとは言え、
たとえそれがなくても日本が誇れる第一級の神社である。
来年の流鏑馬祭り(5月4・5・6日)にも是非また来たいし、何もない時にも足を運んでみたい。オススメである。



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   (頂いたオオグソクムシせんべいを齧りながら)コミティアお疲れ様でした!
   前回私が霧恵先生を拝見した時と比べてヒゲが凄い事になっててビビりました!!
   担当さんの反応が来ない時って本当に不安になりますよね…「月刊少女野崎くん」の剣さんみたいな方が
   リアルのどこかに居ないものかと私も常々思っています。
わざわざブースにお越しただきまことにありがとうございました!あのオオグソクムシせんべいは↑のドライブ中に買った物です。
ヒゲは先々週の法事用に「おじさま感」を出そうと思ってなんとなく伸ばしてたのをそのままコミティアまで引きずってしまったもので
むさくるしくて申し訳ない。もうすぐ夏が来るので剃ります。
ちなみに今回のコミティアでは我々のブースに私の担当がまさかの強襲、まさかのチラシの裏上下巻購入。
・・・なので多分俺のリュウ終わりました(笑)





2015/05/01
法事で新潟へ。約十年ぶりくらいに本家の人々と会う。

九州生まれで親戚付き合い濃度が希薄な僕にとってこういう血族の集いというのは新鮮で
父や叔父から従兄弟なんかの顔の系統を見るにつけやはり血というものは繋がっていることを実感する。
血によって不可避かつ無条件に繋がる絆と言うのも不思議な諦念と安心感があり中々に心地よい。

父方の祖父・祖母のそれぞれ33・23回忌であったわけだが、
今さらながら彼らに色々な話を詳しく聞けなかったのは痛恨の極みで、
何故存命のうちに一族の出自や歴史について興味を持たなかったのかと後悔する事しきりである。


例えば、本家は白山神社の氏子なのだが、わが一族が拝する産土の神様はなんと「蟹」である。
蟹が神様と言うのは相当に珍しいと思われるのだが、何故だかそのいわれを一族全員誰一人知らない。

はくさんさま 問題の白山さま。結構な急勾配と段数の石段を登った先にある。

本家の地名が「柿(かぎ)」というこれまたヘンテコな名前で、「蟹」「柿」ときたらもう「さるかに合戦」しか思い浮かばないのだが
なにしろもう誰も何も詳しい事がわからない。
知っているのはおそらく年に数回しか来ないそこの神主と熱心な氏子だった祖母だけである。

ちなみに曽祖父も随分と破天荒な人物だったようで、
石油掘ったら水が出て、後に飲料水用の源泉として需要が高まったにもかかわらず
地域の人たちにその土地を二束三文でうっぱらっただの
米相場に手を出して家が没落しただの面白そうな話が大量にあるものの、
今に伝わっている話はいづれも骨子のみで、正確な肉付けを知っていたのはやはりひとつ前の世代、祖母達のみなのである。
没年と年齢から逆算するに曽祖父の生まれは1849年、嘉永2年・・・江戸後期である。一族の歴史にどれほどの物語があったのか、
是非近しい生の声で聞きたかった。

人が死ぬとその大半の情報はその人と共に消えてしまう。
いまだおじいちゃんおばあちゃんが健在な人は幸いである。
外部記憶による情報の保全が容易な現代だからこそ、
せめて彼らの馴れ初めやさらにその父母の話くらいは聞いておく事を強くオススメしておく。



PS:5月5日コミティア112に参加します。 スペースは き38a

ちらしのうら 今回は珍しく商品が!

というわけで、よろしくねー!




2015/04/25
LeviAThaN リマスター、5話目「旅人の自由亀甲」終了。

とりあえずかねてからの念願だった「タイトルに亀甲って入ってるのに亀甲縛りじゃない」という
実に本末転倒痛恨すぎるミスの修正を行った。これでようやく某ポニー先生にある程度顔向け出来る、かも。

あとついでに歴戦のつわもの感を出すためにMr備前のちんこになんとなく傷痕を入れてみた
よく考えたらこのあと全てのMr備前のちんこに同じ処理しなきゃいけないことに気付きちょっと後悔。
修正で消えるかもしれんのになに馬鹿な事をしてるんだ私は。
(これ連載当時に思い付いてりゃなー。これでなんか一本描けたなー。)



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   から揚げとか揚げてから餡かけとかでも美味しいですよねカレイ
おいしそう〜。身が薄くて骨がうるさい小型の奴なんかはカリカリの素揚げにして丸ごと食べても良さそう。
時々切り身のオレンジの卵巣に心惹きつけられるけれども、あれ中々うまく煮れないのよねー。




2015/04/19
河岸の市で伸子イカを買った帰りにエスパルスドリームプラザの魚屋(改装でちょっと残念な出来になった)をとりあえず覗いて見たら
サメガレイが売っていた。岩手産、25cmほどで300円。実物を見るのは初めてだ。

サメガレイ表 体高が高く、比較的肉厚。

表は粘液ゴツゴツザラザラした変形鱗の塊に覆われていて、みてくれはすこぶる悪い。
ただこの粘液は水に流すと割と素直に剥がれる。

じゃあ裏はどうなってるかと言うと、

サメガレイ裏 こんな感じ。

なんかゾンビみたいな色してる。
裏面は割と粘液質のたるんだ皮のみで鱗が一切ない。

面白いことに表と裏で口裂の深さが倍ぐらい違い、ぱっと見、表はカレイ裏はヒラメな印象を受ける。
接地面の口が大きいと言う事は海底及び底中専門の摂餌をしていると言う事なのだろう。

ちなみに顔はこんな感じ。

サメガレイ顔 シンプルなカレイ面。

体表からはアイゴみたいな粘液系魚種特有の仄かにとがった匂いが若干しており、熱加工した方が良さそうな印象。
あまり大きいサイズではないのでシンプルに煮付けと塩焼きにしてみる。


尻尾を塩焼き、本体を煮付けにしてみた。

まずは尻尾の塩焼き。

しおやき ちんまり。

ちなみに鱗の様子をアップで写すと

うろこ こんな感じ。

塊の上に細かいトゲがささくれ立っていて、これが名前の由来でもある鮫の楯鱗っぽい手触りの原因。
皮自体は容易く剥がせるため食べる時に特に問題はない。
剥いた表面の皮を試しに食べてみたが、鱗の塊はあまり強度がないようで硬いと言うよりもコナコナした印象。
ただ口の中がワサワサするので特に無理して食べる必要はない感じ。

肝心の身質だが、これは非常においしい。
一般的なカレイ系よりしっかりとしつつしっとりとした肉質で味も良い。
これはいい。うまい魚だ。


次に煮付け。

につけ んまそー。

これはうまい。凄くうまい。
塩焼きだと粘液を取りきれず裏面にとがった匂いが若干残っていたのだが、煮付けにすると完全に霧散。
逆に鱗のない裏面の皮がにゅるんとしたゼラチン質の中間みたいな食感でおもしろい。

につけ うまい。

肉質のうまさはもちろんだがエンガワ部分がしっかり肉厚で脂が乗っていて、これはかなり至福である。
ちなみに肝臓は特筆すべき個性はないが普通にうまい。

カレイ類はあまり種類を食べてないのだが、今のとこ一番うまいカレイだ。
小型でこの味わいなら、もっと大きいやつはさらにうまいに違いない。オススメである。



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   わー!やっと「LeviAThaN」シリーズが読める! 「まじかるゆかたん」は、書店で見つけたときに即買いしたんですが。
ひゃー!ありがとー!
第8話の「三バカとホルマリン」までリマスタしたら単行本形式でまとめた総集編その1の「海神」をリリースする予定なので
もうしばらくお待ちあれー。




2015/04/12
LeviAThaN リマスター、4話目「アレイズ!」終了。
残りまだ20話くらいあるのか。さすがに大変だな。楽しいけど。


柑橘メモ
サワーポメロ
なんかグレープフルーツっぽい感じの色と外見。
それなりの大きさで3個で200円と割とお得だが、
僕が購入したのは少し古びているのか表面がしんなりした奴だった。なんとなくおばあちゃんっぽい。
皮は薄いがしなやかに硬く、剥いても白い充填繊維に阻まれ房が見えない。
果肉を覆う房の皮は厚くて苦いのでそのまま丸ごと食べるには無理がある。果肉だけむき出して食べるタイプっぽい。
ちなみに、種は結構多い部類。
ただ味は非常に良い。
顆粒の張り
がよく、なぜかほのかに南国系果物みたいな柑橘系とはまた別のアクセントがあって甘く味も濃い。
前に食べたメイポメロより格段に好印象で、ちょっとポメロ一族に興味が湧いてきた。
(どうもこのサワーポメロは「パール柑」という名で流通してるみたい)



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   「チラシの裏のLeviAThaN」ほしいです!
   今のところ何もなければ「チラシの裏のBehEMotH」目当てに5日参加する予定ですので、再頒布されていれば必ず頂きますっ!!
あ、欲しいひといた!ワーイ!
それじゃあちょいとばかり刷り直しておきますね!




2015/04/03
今、 LeviAThaNシリーズの電子書籍対応完全版を製作中なんだけど
なにしろデビュー作なもんで序盤は特にほぼ全ページに渡って何らかの手を入れるはめになった。

と言ってもさすがに話やコマ割りが変わるわけでもなく、
デッサンがヘンテコ
だった部分とかをちまちま直す間違い探しレベルの修正なのだが
一度やり始めるとなんだか手直しするのが楽しくなってきちゃってずーっとそればっかりやってる。
ゲームのリマスター製作者もこんな気分なんだろうか。


PS:直前でもう一度告知しますが、5月5日開催のコミティア112に参加します。
   スペースは き38a
      「チラシの裏のBehEMotH」が一定数溜まったので、それをまとめたものが今回久々の新刊?となります。
   わりと余裕があるので要望があれば絶版状態の前作「チラシの裏のLeviAThaN」を少量刷り直そうかと思っていますが
   ・・・ニーズあるのかなコレ。




2015/03/28
友人が心臓弁の手術をしたと言うのでお見舞いに上京。かこつけて大学時代の同級が幾人か集結。
その一環で京急蒲田の近くにあるという穴子丼の店に連れてってもらった。

正確には穴子丼の店と言うより穴子特化の寿司屋さん。
目当ての穴子丼も中々の味わいだったのだが、その中でも白眉はコレ。

あなごきも 穴子のキモ。

胃袋と肝臓部分の煮物で、白い方が塩茹で。
味はうなぎのキモとほぼ一緒。とてもうまい。
塩茹での方が「キモ食ってる!」って感じで僕好みだが、煮付けの方もご飯と一緒に食べるとすこぶるうまい。
これで1パック驚きの500円。つい2パック頼んでお持ち帰りしてしまった。オススメである。
(店長がおまけで付けてくれた骨揚げも塩味が程よくポリポリと後を引く)


見舞いの方はと言うとやっぱり心臓にメスを入れるというのはおおごとで、
彼の胸には胸部から腹部に到る、まるで魚を捌いたみたいな開胸痕が一直線に入ってるのだが
話しぶりから見るに本人はいたって大丈夫そうなのでわりと安心した。

それにしても彼を入れてこの場に五人の同級が集まったのだが
そのうち三人はなんやかやで身体的にぽんこつ。
この手の手術の見舞いに柑橘系はご法度だと言う事を知らなかった僕含む残りの二人は人間的にぽんこつという
いつの間にか登場人物全員ぽんこつというダメアウトレイジみたいな状態になってしまった。
正におっさんになると健康の話で盛り上がれるというおっさんあるあるを地で行くおっさんぷり。

だけどもしばらく話しているとぽんこつぶりも含めて目の前の連中は大学時代と全然変わっていない気も確かに感じるあたり
友人とはすこぶる不思議なものである。





2015/03/21
LeviAThaNシリーズ第1話「おまかせ!!レビアたん」DMMにてDL販売開始しました。
完全版という位置づけにしたいので、ちょっと我慢できない作画部分なんかは一応修正してあります。(間違い探しレベルですが)

まだ単話購入用なんで単行本「海神」のDL版を御所望の方々は今しばらくお待ち下されー。順次あげてゆく予定でござるー。


柑橘メモ

 春峰
はるみね

八朔と清見の掛け合わせ。種あり。皮が硬く薄く剥きづらい部類。薄い 皮と房の間にある白い繊維質が割と密にあるのでこれも剥ぎ取ったほうがいい。
しかしながら味はスイートスプリングに比肩するほど甘く、かつ八朔特有の香気も失われる事なく、非常に美味い。
僕は夏みかん系最高峰は「はるか」だと思っているのだが、はるかの食べ飽きない甘さ「爽やか」であると表現するなら
この「春峰」甘くかつ薫り高い美味さ「コク」があると表したい。どちらも良い個性があり甲乙つけ難い。
非常にオススメである。あと安い。

ただ難点は販売時期が非常に短いと言う点。
はるかは2月中半から3月後半まで、割と長期に渡って見られる(ちなみに3月後半・・・今の時期・・・が果実の大きさも充実し一番食べでがある)のに対し
春峰は2月後半から3月序盤の約二週間程度で姿を消し、かつ流通量が少ない。
これだけ美味く安いのだから太田ポンカンと同じく、もっとメジャーになって欲しいと願ってやまない一品である。

でもまあ、これもまた来年へのお楽しみ。

さあ、そろそろ春である。




2015/03/14
冷蔵庫が逝った丁度翌日、友人たちと昼食を食べに行くことになったので、
そのついでに家電屋さんに寄ってもらって代わりの冷蔵庫を物色してみる事に。

すんなり寸法がぴったりのやつが見つかり店員さんと交渉開始。
店内は混雑しており、聞けば送料は無料だが実際の配達には1週間以上待つ可能性があるとの事。
一週間冷蔵庫がない生活も面白そうだとは思ったが、さすがに常温だとたちどころに生ワカメが分解する。
もう一軒、同じ系列の家電屋さんにも行ってみる事にした。

もう一軒の方は同じ系列と言うか同じ名前の店なのだが、立地のせいかあまり混んではいない。
先と同じ機種をチョイスして店員さんに聞いてみるとなんとこちらは即日OKとの事。何だこの違いは。
やはりこういう大き目の買い物はすいてる所で買うが吉のようだ。

出費は予想より割と軽微に抑えられ、冷蔵庫は即、家にやってきてまるで元からそこにいたかのように
台所にすっぽりと収まった。
驚いたのは食品がちゃんと冷えてるということ。ビールなど実にキリリとしたのどごし。
この新型に比べたら先代は微冷蔵庫だった。
ちゃんとした冷蔵庫ってこんなにもちゃんと冷えるんだなあ。夏が楽しみだ。



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   我、成人後にホタテアレル人能力開花。用心めされ。
アレル人・・・なんてせつなく恐ろしい響き。
もしも目覚めてしまったらと思うとなんとも恐ろしく、あれからまだホタテを一度も食べてないのです。




2015/03/07
なんか冷蔵庫方面から「ぴき、ぴき」みたいな異音がするのでなんだろうと思っていたら
なんだかどうも僕の冷蔵庫、壊れてしまったっぽい。
手を突っ込んでみたら全然冷えてないの。あれは冷凍庫のロックアイスが溶ける音だった。
この冷蔵庫はここを離れる後輩から譲り受けた代物なのだが、それも随分昔の話だ。
よく働いてくれたが、なにぶんさすがに寿命と言う事だろう。ごくろうさまでした。

しかし冷蔵庫が壊れるというのは困ったな。魚食中心人間にとっては死活問題だ。




2015/02/28
結局残ったマテガイ三本のうち二本をついついおやつ代わりにつまんでしまい
最初なんとなく感じていた胃の重さも一本また一本と食べるごとになんだか気のせいのようなそうではないような
食後にちょっと前屈した程度の違和感にまで減衰し、正直自分の胃が信じられない気分。

結局、最後に残った一本は焼いたときに出た豊富な出汁(マテガイ10本分)と共に炊き込みご飯で勝負。
何しろマテガイ10本分の濃縮エキスを併用するわけだからさすがにこれで白黒つくだろうと、
もうなんか中毒原因がわかんない方が精神衛生上よろしくない心持になってしまい完成マテガイの炊き込みご飯。
・・・これが好奇心猫を殺すってやつかー。

実食。
・・・うめえー。うんめええー。
出汁捨てなくてよかったわー。今度から必ず半分は炊き込みご飯にするわー。


・・・んで、二時間経ったけどなんともない。違和感すらない。無罪だったわー。マテガイ無罪だったわー。



web拍手
   病院だよゥッッ
確かに腹は痛み全身に蕁麻疹は出て・・・症状的にはワシは間違いなく食中毒じゃった。
その結果何が起こったか?
炊き込みご飯が出来たのじゃ。当たっていたら入院は免れなかった具材で・・・・おわかりか?
食欲が勝利したのじゃ。
疑るかァ!!

ちなみにどうでもいいけどふんどしは
「今こんなにサイドががら空きだとマジで命にかかわる」気がして
中毒で悶絶してる最中にトランクスに着替えました。




2015/02/21
確定申告も終わり、割と晴れやかな気分で買い物。奮発して少し高い食材とか買っちゃう。
配信されたばかりのゲームもあるし、夕食を食べて気兼ねなく遊ぶぞー・・・・なんて溌剌としてたら食後二時間後・・・

・・・あれ? なんか胃が重い・・・。 食べすぎ? いやでもいつもと比べてそんなに違わないと思うんだが・・。
むう、重くて痛い。イタイイタイ。おなかイタイ!
食中毒だコレー!

容疑者一覧。
朝食・・・牡蠣の炊き込みご飯
夕食・・・カツカレー(弁当)。ホタテのチーズ乗せ焼き(惣菜)。焼きマテガイ。
・・・・・貝ばっかりやんけ。

この急性の割と七転八倒な痛み、過去に一度味わったアニサキス症に似てる気がするが今回は該当食品はない。
牡蠣は怪しいが朝食だし時間的に除外してよかろう。下痢症状はないのでノロじゃない気がする。
カツカレーは油分が多かったから初期はコレが原因の胃もたれかと思ったが胃もたれでこんなに痛くなるわけない。
多分ホタテマテガイだ。どっちだ!
ホタテは惣菜の半額品だ。怪しい。
マテガイは奮発して買った活もので鮮度は保障する。それをフライパンでまとめて焼いたのだ。うまかった。
翌日のお楽しみで冷蔵庫に焼いた残りがあるのだ。マテガイ地味に高いのだ。マテガイであって欲しくない。

マテガイもったいなくて吐くの躊躇してた(吐き気自体はない)が、おなか痛すぎて他にやることもないので指突っ込んで結局吐いた。
久し振りに強制的に吐いたら腹筋が引き攣れてさらに悶絶した。
おとなしく布団で横になってたらおなかの痛みは治まってきたが右に寝返りをうったら咳がコンコンと何故か止まらなくなって
咳をしてる途中から頭皮が熱を帯びてくるわけのわからない感覚。なんだこりゃと思ってたら毛の生えてる箇所という箇所(頭皮、眉、腋、股間)が
猛烈にかゆくなって来た。

アツイかゆい。わあなんだこれ!金田一ばりに頭を両手でばりぼり掻きながらまあイタイのよりカユイ方がまだマシだなと思っていたら
痒みは毛ゾーンから二の腕や膝下に逸脱し始めもれなく全身に広がった。
わあカユイカユイカユイ!足の指の先までカユイ!爪の中までカユイ!

これはアナフィラキシー?何らかのアレルギー反応であることは間違いない。ホタテかマテガイか?どっちだ。一体どっちだ。

かゆいかゆいと言いながら寝て、次の日起きたら腹筋に疲労感はあったが文字通り痛くもかゆくもなくなっていた。
この日は友人たちと昼食に行く約束があったのだがもしかしてノロだとまずいので急遽断り、静養することにする。
少しおなかが減ってきたのでヨーグルト信者らしくヨーグルト流し込んで毒素で数を減らしたであろう善玉菌を充填する。・・・さて、

ホタテかマテガイか。一体どっちだ。
とりあえずホタテは捨てよう。安いし。
問題はマテガイだ。どうしよう。先の食事で10本中5本食べたが後半分残ってる。
活けから料理したのでこのまま捨てるのは忍びない。申し訳ない。
・・・・・・確認のためちょっと食べてみるか。2本位だったらもし当たってもさほど重くはならないだろうし。

そんな訳で、冷蔵庫に入れてたマテガイ2本食べました。うまいうまい。少し冷やした方がうまくなるんじゃないかこれ。
腹減ってたからむっちゃうまい。うわー。全部食べてえー。
でももし全部食べて当たり食材だったら昨日の悶絶腹痛をもう一度味わう羽目になるわけで、さすがにそれは御免こうむる。
まあ、二時間もすれば何かわかるだろう。


・・・・二時間後。


・・・・なんか、胃の辺り、重くない?
これそうだよね?昨日の腹痛の序盤の症状だよね?マテガイじゃん!犯人マテガイじゃん!
・・・いやでも待て。ちょっと重い気がするけど気のせいの気がしないでもない。痛くなんないし。
朝からヨーグルトしか食べてないからこれただ単におなか減ったサイン?んん?とりあえずヨーグルト追加入力しておこう。
そもそも全然かゆくならない。アレルギー反応なら食べた直後に発生するもんじゃないのかなあ。

んー、んー。どうなのこれ?なんて悩んでる間に胃の違和感もなくなっちゃって、


・・・冷蔵庫にはあと3本マテガイ残ってる。どうしようこれ。





2015/02/14
コタツでつい寝入ってしまったら久方ぶりにを見た。

僕は学生をやっていて平屋の寮に下宿していた。
畳敷きの、ほとんどあたりを隔てるものがない一角が学生たちの部屋で、なんだか広めのフェリーの二等室みたい。
講義が休講になり早めに帰ってみると寮のお手伝いさんが台所で白い何かを鼻から吸引してたりなんだり
やっぱり夢なのでずいぶんとカオスな事になっていたのだが、その中でも一番印象に残っていたのが
その大学は僕も含めて学生全員「ふんどし」着用が義務付けられていた点だった。
夢の中で僕は、ふんどしは前から回すのが正しいのか後ろから回すのが正しいのかなんかやたらに悩んでいた。

起きてみて当然なんだこりゃとなった訳だが、友人と話してみると「ふんどしの日」なるものが翌々日の2月14日に設定されていると言う。
僕自身は過去にそんなデータをインプットした記憶など皆無である。「脳すげー」との思い半々「お告げ」的な何かだと楽しそうなので
ふんどしを買いに行くことにした。

クラシックパンツの名目で旧ジャスコに置いてないか見に行ってみたが「すこし前(二年位前)までは置いてあったんだけど」との答え。
ふんどしブーム終わってた。

ネットで調べてみると県内では「飯 田旗店」ってとこが取り扱ってるみたい。
運のいいことに隣の市(・・・よく考えたら今は市町村合併で同じ市であった)である。原付を転がして買いに行った。

ふんどしてん 中々シックでいい感じの店構え。

基本贈呈用のトロフィーとか売ってる店みたいなのだが何故かかなりのふんどし押し。
子供の頃に月山に登った折にしめた記憶があるのだが、なにぶんこちらはふんどし素人なので
とりあえず無地の越中ふんどしの白を買って帰った。
(色自体は白・赤・黄・黒の四色。・・・黒と白どっちにするか迷ったが素人がいきなり黒を着用するにはなんか段位が足りない気がした)

買ってきたものがこれ。

えっちゅう ・・・手ぬぐいみたい。

まあ当たり前だがぶっちゃけ手ぬぐいに紐が付いただけの構造である。
これで1000円なのだが、高いんだか安いんだかよくわからない。

でかい 展開するとこんなんの。

展開すると思ったより丈が長い。
越中ふんどしなので後ろから前に回すタイプなのだが、実際装着すると前垂れが結構余る。
材質自体手ぬぐいと同じものだし場所と長さが実に手ごろで、この前垂れ部分は手拭として使用するのが正しいような気がする。

そんなわけで、僕はしばらくふんどし装着で過ごす事になり申した。
僕は冬場でもTシャツとトランクス一枚で寝るのだが、とりあえずTシャツとふんどし一丁で布団に入って早々気付いた事がある。

この季節、「・・・サイドが寒い」


・・・以上、バレンタインなのにチョコレートの影も形もない2月14日のふんどしレポートでした。こういう人生もう慣れた。




2015/02/06
太田ポンカンの季節が終わっちまったっぽい。
・・・わかってたけど短いなー。
今年は去年食べたようなパーフェクトなやつには出会えなかった心持ちですこし残念だ。大量に食ったけど。
と言うか今年はサイズが若干小さくてザクザク感が足らない。大量に食ったけど。
歩留まりがあんまり良くない果物なのかもしれぬ。また来年。

でもまあ次はそろそろ夏ミカン系最強「はるか」の時期だ。これも楽しみだー。




2015/01/31
前年から仕込んでおいたカラスミが食べごろとなったのでちびちび食べる。

からすみ 長さは約15pほど。

前回は塩抜きに失敗して乾いた素材の味しかしない正に味気ない出来になってしまったのだが、
今回は過去二度のカラスミ作りにおいて学んだ「何よりも塩抜きが一番大事」理念における捨て身技
「塩加減は自分の舌で確かめる」を駆使しての大勝利と言える出来栄えとなった。

よく考えれば塩出しするための水量はともかく卵塊の大きさはその都度まちまちなので
「カラスミにおける塩抜きのベスト時間」が杓子定規にキッチリ決まってるわけなかった。
塩抜き水投入から酒浸し時までを一貫して「塩抜き期間」とし、その時々による塩味の確認こそが肝要でござった。
すなわち、「何日も冷蔵庫に突っ込んでふやけた生の卵から染み出てくる溶液に指を突っ込んでのこまめな舌先確認」である。

・・・・うん、抵抗あったよやっぱり。
でもまあおいしくできたし腹も壊さなかったからこれでいいんじゃないかな。正解なんじゃないかな。(遠い目)


まあ実際旨くできた。つかかなり旨くできた。市販品のカラスミを食べたのはもうずっと昔の事だが
自分好みの塩加減で作れると言う一点で市販品越えてるんじゃねーかと思うほど旨かった。

からすみきり 珍しく自作して幸せ気分。

ちなみに、削ぐような薄切りより5mmくらいの厚切りの方が格段に風味が増して旨い。舌先で徐々にほぐれる脂と粒状感。

ついでに去年築地で買ったカラスミ風加工食品を食べ比べてみる。

からすみふう こんなんの。500円。

「本品はボラ卵で造ったからすみではなく、鶏卵・さめ・たらの卵で造った製品です」と注意書きに書いてある通り
・・・・うん、これは違う。カラスミではない。燻液を使ってるからか仄かに春先の鶏舎みたいな味がする。

やはりカラスミがカラスミ足りうるのはボラ卵を使うしかありえないのか。
こうなってくると瀬戸内のサワラのカラスミが俄然気になる。サワラの卵塊、何とかして手にはいらぬものか。


それはそうとして、ついでに実はこんなものも作ってみた。

しらこのからすみ びろーん。

シラコノカラスミ!

ボラの白子をカラスミとまったく同じ手順で加工した、白子と言う段階でもはやカラスミと呼ぶのも憚られる得体の知れぬ一品!

いやまあ前に買って食べたら溢れる河のにおいにコレ無理ってなったやつを、
捨てるのもなんだしダメもとでカラスミ加工してみてみた。みてみた。

ウンまあ知ってるよこの世に出回ってないものには何らかの理由があるって事は。
魚卵の塩蔵品はそれこそスジコ・明太子・カズノコとかたくさんあるけど白子の塩蔵品って白うるか位しか思い浮かばない。
鮭の白子なんてそれこそ安価大量に出回るのに塩蔵、ましてや乾物加工なんぞ聞いたことがない。
なんで作られないかというと、そりゃあおいしくないからだろう。多分。
・・・だが、それでいいのか。それでいいのか男性諸君。
同じ生物界の雄として君たちの下腹部を軽んずる風潮に一石を投じてみたくはないか!?精巣の価値を世に知らしめたくはないか!?

・・・・・・ないかー。


・・・切るとこんな感じ。

きりしらこのからすみ 一ヶ月近く干したが、内部にまだ弾力がある。

見た感じカマンベールチーズっぽい。わりとうまそうに見える。
少し躊躇したが焼くのもなんだしそのまま食べてみる。

・・・・。
・・・・・・・・・。
固めのグミっぽい噛み応え。


・・・・うん。
ぶっちゃけ有体に所憚らず正直に言えば「よくわからない」
多少贔屓目に言えば「まずいわけではない」

懸念されていた「河のにおい」はほとんど感じないほどに抑えられている。これは卵でのカラスミ製造時に判明した通り。予想通り。
ならばそれがなくなった今、豊かな滋味だけが残る・・・と言いたい所だが、
どうも風味も一緒に飛んでったらしく、なんだか「うまい塩味」という感想しか出てこない。
確かに何らかのうまさは感じるのだが、それを何かに例えようとする前に「塩味」というカテゴリの中で霧消する。
とりあえず「まずくはない。まずくはないが塩味」というやっぱり「よくわからない」あじわいである。

・・・シラコノカラスミが作られない理由、なんとなくわからんでもない。
でもうまい塩味であるならば、なにか他に色々使い道があるような気がしないでもない。
たとえ塩蔵品であろうとも、我々の、いや僕の下腹部にはまだ一筋の光明が残っていると、そう思い思い思わせてくれ。




2015/01/23
長年使ってたペンタブレット、インティオス3が壊れてしまった。
なんかLEDの電源ランプがせわしなく付いたり消えたりして、そのたびにUSB接続が切れる。
なにしろずーっと使ってるからさすがにもう寿命なのだろう。
発売日が2004年と言う事なのでもう10年近く僕の筆致を手助けしてくれたわけだ。
葵も鈴も正宗も由布香も全てこのペン先から生まれてきたのだ。
感謝である。圧倒的感謝である。

・・・ダメもとで分解してみる事にした。
開けてみると左上についてるボタン部分にほこりが大層積もっている。
ぶっちゃけ出来る事はと言えばこのほこりを拭き取ってUSB接続基部を抜き差しするくらいである。

・・・あ、治った。

しばらくお絵かきして、そのあと待機状態にしてたら再びUSB接続がぷつぷつ切れはじめる。

・・・やっぱだめかー。


そんなわけで、新しいのを買う事を決意する。
調べてみるとなんか今はインティオスプロとかいうのになっててナンバリングが廃止されてるらしい。
ここでひっかかる最大の問題は、僕の仕事用PCのOSはXPだと言う事である。インティオスプロはXP対応外のようなのだ。
いい加減仕事機も古くなっちゃってこのあたりで一新すべきなのだろうが、モノを描く上で現状重大な支障が無いというのが地味に困る。
安定した作画環境は極力いじりたくない。紙とGペンが懐かしく思い出されるのはこんな時である。

そんなこんなでインティオス5を探して買う事にした。5のSサイズ。
Amazonにギリギリ置いてあるな。・・・・26440円か。仕事無しの身には痛いがこれがないと仕事にならぬので背に腹は換えられないんじゃー。




2015/01/16
やってきました柑橘の季節!
一年でこの時期だけ食べれるってのは、なんか、いいな。
この確実に来る目的のものを待ち望んでる感じがいい。
サンマなんかもそうだけど果物だとより顕著な気がするな、この季節感。

そういうわけでJAのふれっぴーに太田ポンカンが入荷し始めたので喜び勇んで買ってみる。

・・・うむ、うまい。
・・・・うまいが、・・・・あれ?・・・・なんか去年食ったのとちょっと違くね?
小ぶりだし割と種あるし顆粒のザクザク感も足りない。
おいしいはおいしいんだけど去年ほどのパーフェクトポンカンっぷりではない。
僕の中でじらされた期待が膨らみすぎたか、あるいはまだ時期が早いのか。
でもまあ普通にうまいので買っちゃいますけどね!そして食っちゃいますけどね!

・・・4〜5日で4リットルゴミ箱が太田ポンカンの皮でぎゅう詰めになったので「・・・あ、俺食いすぎだ」とちょっと反省中。


おまけ。柑橘メモ。

はれひめ
きよみ(清見)×オセオラ×宮川早生の交配種。なんかプラスチックの容器に入っててちょい高めの部類(一個100円クラス)。
きよみは去年食べたがオセオラと宮川早生はまだ知らないなあ。
皮はハリがあって結構固め。房の皮が破れやすいのがきよみっぽく、味も準じて甘い。中々うまい。種あり。
二ヶ月ほど早く食べれるきよみって感じ。


早香(はやか)
今村早生×中野ポンカンの交配種。・・・これも両方とも知らない種類だ。
やや小ぶりのミカンサイズが5〜6個入って220円。
皮の表面が少しデコボコタイプ。皮自体は剥きやすい。種あり。種多し。
ただ初めて見た品種であるがなんか開けてみると房自体がトウの経ったミカンみたいに水分を失ってペコっており
味もそんな感じのやつがほとんどだった。何個かは程よい甘さでジューシーなのがあったので、多分時期を逃した感じだと思われる。
外見上特に問題は見当たらなかったのだが・・・ちゃんとしたやつ食べてみたい。
2015/01/31補足・・・新鮮な奴は甘さ控えめの果汁。味自体が仄かにトウのたった蜜柑寄りの味。スポーツドリンク感覚なので濃い味がつらい人にはいいかもしれない。
                ただ、種がかなり多い(だいたい一房に三個ほどづつ)



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   M712懐かしいです。 昔、ABSモデルガンで初めて作ったのがM712でした。 
   その後、FUJIMIのガスガンにボンベ着けて撃ってました。 
   マルシンがガスガンでM712再販してくれないかなぁ
僕のフジミのM712、頻繁に弾詰まりを起こすのでパッキン部分を少しいじったら射程5メートル、ワントリガー0.5秒で全弾発射の
散弾銃みたいなガバガバマシンになっちまいまして、でもまあこれはこれで面白いので近接遭遇用にそのまま使ってました。
なんか2006年あたりにマルシンからガスブローバックモデルが出てたそうで、ちょっと私も欲しいですねコレ。
一番待ち望んでるのはやっぱり電動モデルなんですが、ある意味人気のある銃なんで
気合の入った出来のやつをまたどこかで出してくれませんかねえ。




2015/01/08
新年おめでとう。今年もどうぞよろしくお願いします。

ちなみに恒例、今年の初日の出はこんな感じでした。

はつひので2015 今年はもっといい年でありますように.

来光場所にピンポイントで雲がかかっててお目見えに少しだけ時間かかった。

ちなみに年末の大掃除、久々に隅から隅までやり始めたところ実は
まだ終わっていません。

・・・気合入れすぎた。溜まりに溜まった怠惰のツケがこれほどまでとはー。
あと現段階でOVA夢幻紳士のサントラカセットとSFCのアクスレイとGCコントローラー一個と同人誌二冊とエロマンガ三冊が紛失している事が判明。
誰だ持ってった奴。


おまけ
掃除してたら出てきたマルシンのモーゼルM712発火モデルガン(ABSタイプ)

モーゼルM712 下のはガスガン(古いフジミ製)

懐かしいー。両方とも自分でメッキ(ハートフォードパワーメッキ)したんだっけ。
昨今は中二的アイテムとして変に露出の多いモーゼルだけど、なんだかんだ言ってやっぱりカッコイイしイカスのである。
あと実際に持ってみないとわかんないんだけど、南部14年式と同じくグリップがバツグンにしっくりくる。
電動化をずっと待ってます東京マルイさん。



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   淡路在住です。この辺ではカラスミは、鯔よりも手に入りやすい鰆の真子を使う事が多いです。 
   卵も大きいし癖がなくて美味しいですよ。
なんと!鰆!サワラのカラスミですか!おおーそんなものがあるとは!
うわあどんなのかめっちゃ気になるう。鰆の卵が手に入ったらこっちでも作ってみる事にします!




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