2013〜2014



2013/12/24

というわけで、からすみ製作に着手ー。

まずはこれを塩付けにする。

しおづけ 新鮮状態。

この状態で約一週間。
わりと水が出るのでそれを捨てながらなんとなく塩を足す。

しばらくたつと脱水されてカチカチに。

カチコチ もう後戻りできない状態。

一週間と言うのは大体の目安で、
このカチカチ状態になれば次のステップ「塩抜き」に移行してよいと思われる。

塩抜きはこれを水にさらして約5時間。少々迎え塩をすると良いみたい。
その後、日本酒に5日間漬け込む。

酒付け もう失敗してたら捨てるしかない状態。

んで、その後いわゆる一般的なカラスミ型成型。
僕の場合は同型の食品トレイに挟んで紙パック飲料を重しにした。
これに一日。

そしてようやく天日干し作業へ。

ほす 
もう後はお天道様にすべておまかせ状態。


時々ひっくり返したりして、そしてこのまま一週間。

いいかんじ 
もう後はからすみドロボウに持っていかれないよう天に祈る状態。


一週間もたつといい感じの飴色に。
ようやく見知ったからすみの姿になった。

そしてこれを冷蔵庫でさらに一週間熟成。

でけた もう後は食べるしかない状態。

・・・でけた。ようやくでけた。

・・・からすみ作りマジ時間かかる。余裕で3週間以上かかる。

でもまあなんだかんだ言ってもちゃんとできたっぽいからさっそく食べてみようか。
ふふ、存外うまそうじゃないか。

だんめん 断面こんな感じ。

・・・・。

・・・・・・・。


・・・いかん。微妙だ。

脂肪が蝋に変質したみたいな歯に食いつく粘りと喉のイガイガ、
一応きちんとからすみっぽい味はする。

と言うかむしろそういう味しかしない。それを引き締める塩味がしない。

・・・塩、抜きすぎたァー。


くそー、素材の味生かしきってるわー。むしろ素材の味しかしないわー。乾いた魚卵の味だわー。
塩、大事。塩、超大事。

まごう事なきからすみではあるのだが塩味がないからご飯のおかずにも酒の肴にもならんぞこれ。

塩抜き工程だ。日本酒に付ける時間が分量に比例して長すぎたのだ。
覆水盆に帰らず。卵に塩味戻らず。
・・・この状態で塩につけといたら少しはしょっぱくならんか。




2013/12/17

話は約一ヶ月前にさかのぼるのだが
これ↓を、もの珍しさから購入してみたのだ。

ぼらんそう 割と高い

ボラの卵巣である。
こういう形で生のやつを売っているのを見るのははじめてだ。
「煮付けに!!」とか書いてあるけど、
基本的にボラの卵巣はカラスミ化するのが常道で、煮付けなんて聞いた事がない。
過去に一度だけ瓶詰めの塩蔵品生タイプ
(めんたいこみたいな感じ)を 食べた事があるが(かなりおいしかった記憶がある)
普通火は入れない。

つけね 黄色い。かなり黄色い。違和感を感じるレベルで黄色い。

まあでもなんつうか、付け根部分がたっぷり乗ってて煮たらうまそうに見えてきた。

そんなわけで、ためしにひと房煮付けてみることにする。

ぼらんそうにつけ ボラ卵巣煮付け。

食べてみると、付け根部分はブリに似た若干強めの脂で、
やはり汽水魚らしくほのかに河のにおいがする。
と言うか作ってしまった後でなんだが、
卵巣の付け根部分
ってまあぶっちゃけボラの肛門そのものなので
普通は食べない。
一応ちゃんと切開して洗ってはいるのだがあまりそのことについては考えないことにする。

まあそうは言っても気になる河のにおいも
いつかのスズキ卵巣程強烈ではなく、ちゃんと食べれるレベル。
ボラって海で育てばかなりおいしい魚なんだろうなと思う。

肝心の卵巣は・・・割と未成熟なせいもあって粒状感がなく味がわからない。
噛み切ると若干歯にくっつくなんだかイカの抱卵腺に似た感じ。

・・・・うん。別においしくない。


やはり作るか、カラスミ。





2013/12/09
友人から圧力鍋をもらったので早速ブリ大根など作ってみる。
加圧時はすげえ音がするのでおっかなびっくりだ。爆発すんじゃねえのコレ。

出来上がったものを食べてみたが・・・なんかいつもと味違くね?
薄いと言うか何かひと味抜け落ちてるっつーか。大根は柔らかくなるんだが何か違和感。

その後冷蔵庫の奥にほったらかしにしてた自然薯(我が家にオロシガネがないことに気が付いたのは
半額で買った後だった)をブリ大根のつゆで煮てみる。
あ、これはうまい。ちゃんと山芋の味がする。圧力鍋には芋系が合うのかもしれぬ。

というわけで、次に里芋とイカを買って来た。

さといも …皮むきめんどくさい。

故郷宮崎産だからとつい丸のままのを買ってしまったが、
微妙な大きさだしぬめるので地味に皮むきが面倒臭い。
母親は偉大である。芋の皮むきとかばっくれてた子供時代を恥じるほかなし。

イカも丸のままのを買ったので適当に捌くのだが、

にっころがし つゆが圧倒的に足りない気分。

ここでもったいないからとなんとなくイカの肝臓を一緒に鍋に投入してしまったことで
仕上がりが里芋とイカの煮っ転がしとはなんだか似て非なるものに変貌。一気に味が粗野に。
・・・いやまずくはない。まずくはないんだが、というか僕的にはむしろうまいんだが
濃厚すぎてこれでは圧力鍋の味変貌仮説の比較対象にならん。

でもまあ、里芋もきちんとやわらかく仕上がったし、
今まで加熱が面倒で手を出していなかった根野菜系のレパートリーが増えるのは素直に喜ばしい。




2013/12/04
はらりんさんが行くと言うので、東京モーターショウにノコノコついていった。
会場は有明だがついこないだコミティアで訪れたので久しぶりという感じでもない。
朝の7時ごろ静岡を出たのだが、都内で普通に渋滞に引っかかる。
会場に近い駐車場は当然満車。
青海臨時駐車場(現在ガンダムが立ってる近く)に流れ着くが、
シャトルバスの発着所がすぐそばにあったので結果的にそう悪くない選択となった。

ごちゃごちゃ ぎゅうずめ。

・・・モーターショウ半端ねえ。すごいひとごみ。
特に上の写真のトヨタブースなんかは人気があるのはともかく
順路の設 定が甘いのかステージが長いのが悪いのか
もうラッシュアワアのごとき有様でひとたび飲み込まれると身動きがとれん。
久しぶりにハードなおしくらまんじゅうを味わった。

s660 これも大人気。

ホンダS660とやらも大人気で、行列45分待ちとか言われて気が遠くなったが
こちらは流れがスムーズで、10分待たずに車体の前までこれた。
車と芸能人の記憶リソースが皆無というマイナススキル持ちの私でも
皆が目を輝かせながら「うおお」とか言ってるのを見るとなんだか楽しくなってくる。

ヘンな形の車も多数あって、車オンチの私としてはむしろこっちの方が興味深い。

へんなかー ヘンな車。

その中でもぶっちぎりでどうなのコレと思った車。
完全なハンズフリーでその辺はホンダブースで実演していたペンギンみたいな移動デバイスと同じなのだが
こちらはサイズがでかい。
バイクの手放し運転を強要されるがごときスタイルで、あいた両手はと言うと
アニメ版聖闘士星矢の聖闘士走りみたく所在無げに広げるしかない。
こんなポーズしたのが向こうからモリモリ走ってくる未来はちょっと未来過ぎて、やだな私。

かっけえ 安定の緑。

その点カワサキの電動三輪ビーグルはド直球
これで何しろ巡航形態に変形までするんだからうちら世代としてはときめかずにはおれぬ。
変形時に尻のポジショニングをちょいとずらすのがちょっとかわいい。
これが実際に実働市販されたら街中も随分近未来っぽくなると思う。

ちなみに多数あった展示の中で私が一番欲しいなあと思ったのはコレ。

いい 自転車。

シックながらもバッテリーとモーター部分がとっても格好良い。オシャレ。


他にもいろんな車が目白押しで、非常に楽しめた。
展示のみならず、会場の設営ライトアップ、あれだけの人数をストレスなく捌ききる交通のインフラ
日本ってやっぱ色々すげえなあなんて再確認する。


どうでもいいがその後、帰路において東名高速に向かうはずが、ナビがあるにもかかわらず
バイパスの入り口を連続三回間違え、なぜか羽田から横 浜に向かって快進撃するわしら。

・・・やっぱりうちらに未来はまだ早すぎるんじゃあないか。




2013/11/26
ベイドリームの魚屋で見慣れない貝を売っていたので買ってみる。

あけがい わりとうまそう。

愛知県産。「すだれがい」とプレートに書いてあったが
貝殻表面がわりとつるつるでさほどすだれてないので
正しくは「アケガイ」だと思われる。

とりあえず茹でて食べてみた。

あかい 斧足が赤い。

イメージよりも貝殻が厚い。ハマグリに近いどっしりさ。おかげで少し身がやせて見える。
味のほうはアサリに比べると随分淡白。出汁もあっさりしている。
上品
と言っていいかもしれないが、ハマグリに比べると旨みが薄い。
まずいわけでは決してないのだが
個性においては悪くもないけど良くもないって感じのクセの少ない二枚貝である。

まあでもたまには定番以外の食材を食べるのもドキドキ感があって楽しい。




2013/11/18
ズワイガニの季節になったのでこうばこを探してみたが近所には見当たらず
どうもまだこっちに入ってきてる気配がない。
無念の体で河岸の市をそぞろ歩いていると干物屋にヒイラギが売っていたので買ってみる。

ひいらぎ わりと一夜干しくらいの生さ。内臓もそのまま丸のまま。

100gで150円。写真はそのまま150円分。
ぶっちゃけ安かったので買ってみたという意味合いが強い。

それを焼いて食べる。

やきひいらぎ 
・・・銀ピカでうまそうである。


なにしろ名前の通り背鰭その他が非常に鋭く硬いトゲトゲで、
ネコゴロシ
の異名を持つ位骨も硬く食べにくい。
何よりかなり平べったいのであまり肉量が多くない。
ヒイラギと言えば市場では食べられる割合より捨てられちゃう割合の方が高いような
ザコ中のザコなのだ。
(ちなみに私の実家ではエバとかハエとか呼ばれていた)

そういう魚なのだが、これが非常にうまい。
時期のせいなのか腹腔内の脂が焼いた身に染み込んで割れた銀の皮から染み出してくる。
脂はあくまで軽く、それでいて肉も皮目も旨さを存分に主張する。
もっといっぱい食いたい。もっとでかいサイズの奴を食いたいと願わずにはいられない。
安いし見かけたら試しに食べてみる事をおすすめする。トゲトゲには十分注意だが。

ひとつ面白い事にこの魚、何故か腹腔内壁も銀ピカである。
無麟銀ピカ仲間タチウオの腹腔は真っ黒にカモフラージュされてたりするのだが、
ヒイラギの場合は喉の辺りに発光バクテリアを共生させているそうなので、
もしかしたら腹腔内全体でタペータムのように光の反射増幅を担っているのかもしれない。




2013/11/12
なんか時々、鱈の白子・生食用ってのが売っていて、以前から気にはなってはいたのだが
一口サイズで600円超という実に恐るべき値段設定に阻まれて購入にはいたらなかった所
今回、半額になった機を逃さず物は試しと買ってみる。

・・・でもなあ、魚の内臓生はちょっと抵抗があるなあ。
特に鱈の内臓なぞアニサキス装備ディフォルト。いるのが当たり前。
いくら生食用と太鼓判が押してあっても元気なアニーが胃の中で暴れてエライ目にあうのは自分である。
深夜から朝まで一人、脂汗流して七転八倒するのはもうゴメンだ。
ここは目を皿にして隅々までチェック。
・・・幸い一口サイズなので程なく大丈夫そうだとの結論に達する。

んで、ポン酢で食べてみた。

・・・・・・うん。まあ。アリかな?
こういうもんだと言われると深いような気がしないでもない味。
わりとサラリと流れるのどごしに、火を通していればコリコリとなる間膜が生ゆえに強固に残る。

ぶっちゃけ、純生で食べるよりも
いつもやってる鱈白子チキンレースみたく僅かでも火を入れた方が格段においしく、わかりやすい。
高級料亭とかだと鱈白子のシャブシャブとかあるんだろうな。きっと。

あ。・・・と言うか結局火を入れるのが一番ベストっぽいなら
これに関してはわざわざ高いの買う必要なくね?
いつもチキンレースやってるワンランク下の量がもうちょっと多い奴でよくね?




2013/11/05
件の河岸の市でシシャモを売っていた。
カペリン(カラフトシシャモ)じゃなくていわゆる本シシャモの方。
ちなみに、生の状態のものを見たのは初めてだ。

抱卵したハタハタもそうだが、
メジャーどころでありながら10年前にはほとんど食卓に姿をみせなかった魚種が
こんにちこのように流通に乗るというのは、
とりもなおさず資源量の回復を意味するものであり本当に嬉しく思う。
(刺身で食べれるサンマのように、迅速な流通経路の確立も大きな要因ではあるが)

一夜干し状態のものがありどちらにするか迷ったが、
焼いて食べる以外に調理方法が思い浮かばなかったので一夜干しっぽいやつのほうにした。
一皿五尾、オスメス混合で600円さすがにわりとお高い。

ししゃも おいしそう。ちなみにもう焼いた状態。

丸のまま食べてみると、なんというか川魚の味がする。
上品な身質と脂で見た目も食欲をそそるいでたちであるが
カペリンのようにスナック感覚で頭からモリモリ食べれるというよりは
魚としての自己主張がわりとはっきりしていると言うか、
鰓・内臓部分の味はキッチリそういう味がする。
子供の頃はよく川でオイカワを釣って素揚げにしてもらって食べていたが、
肉のにおいはなんだかそれによく似ている。

今まで本シシャモといえばもっとかっちかちの干物で、
仕方ないとは言え油が喉にイガイガくるような微妙な代物ばかりだったが
今回のこれは当然ながら喉のイガイガもなくおいしく食べれた。
上品でありながらも野趣溢れるという、中々面白い味である。

これでもうちょっと安かったらいいのになあ。


おまけ。

あおめえそ これもうまそう。

同じ店でついでに買ったアオメエソ(メヒカリ)一夜干し。
こちらは写真の倍以上の分量で350円。
シシャモに比べるとすこぶる安い。
この魚は元々肉質が水っぽいので干物がベストチョイス。
これはちゃんと内臓を外して処理してあるので
お腹部分の妙なアルコール臭
もさほどなく、うまい。


なんと言うか全体的に、小魚デーであった。




Web拍手
   ニベリニアって結構かわいい形してますね、
   スケソウダラはばーちゃんが「シラミダラ」って呼んでたの思い出します、、、
   そのくらい寄生虫が多いんでしょうね。

   白子の鮮度は重要ですよね
4本の触手を出したところを見ると
一昔NHKでやってた電脳コイルのオヤジってキャラに似てるかなあなんて思います。
シラミダラとは言いえて妙。カジカもそうなんだけど北方の魚はおいしいかわりに
寄生虫含有率(体感)が圧倒的。圧倒的アニサキス量。
白子はやっぱり見た目がやばそうなヤツは味もまあお察しといった感じのようです。




2013/10/29
短編の下描きなう。
うーん。やっぱり楽しい。




2013/10/21
久々の雨のコミティア、お疲れ様でした。
スペースにいらっしゃった方々、どうもありがとうございました。


さて
そろそろまた白子の季節到来である。
という訳で、我慢できずちょっと買ってみた。スケソウダラの白子。

すけとうしらこ ちょっと安い感じだったしにゃ。

・・・・・・・

すげえ量のニベリニアだな。

わさわさ ざっと見だけでこんなにー

無論、這い出してるのが目に付いてるだけで、中にはもっといる。わりと安い理由もわかる気がする。

ちなみに拡大すると

にべー こんな感じ。

まあちっちゃいナメクジみたいなやつらである。
これのそっくりさんにテンタクラリアというやつがいて、こっちはカツオによくいる。
(正直僕にはニベリニアとテンタクラリアの区別がつかないが)
まれにハズレのカツオを引くとこいつらがびっしり肉の中に埋まってたりして、わりと金玉がきゅーってなる。

寄生虫というとなんとなく儚げなイメージがあるのだが、
アニサキス含めこいつらわりとタフで、切り身の中でもかなり長時間生存している。
そんなに生命力に溢れてるんなら自活しろよと思わんでもない。

写真ではナメクジみたく二本のツノが見えるが、
テンタクラリアの名前が示すようにこれは目でなく触手である。
基本的にはこの二本の触手を交互に出し入れしながら動いているが、実際は触手は全部で四本。
どうも移動兼アンカーのように体を固定するために使っているようだ。

特筆すべきはその先端で、非常にフック力が強い。
過去にカツオの刺身を食べた時にこんなになった事があり、それ以来先端がどういう形状をしているのか
顕微鏡でじっくり観察したくてしかたないもののひとつである。


まあ、まとめてソバツユで煮てやりましたがね!

ちなみにニベリニア自体の味は小さすぎてわかりません。
白子に比べたら若干歯ごたえがあるかな程度。
目視できないので断言できないけど、
触手の先端が口腔内に引っかかってる感覚が僅かにする時があるので
無理して食べる事もないかな。



PS:寄生虫が元気だから新鮮だろうと思ったが、
   ここ近年食べた白子の中でわりと一番最低な味であった(内臓臭が目に余る)
   ・・・・安いだけの事はある・・・。やつらは囮だったかー。




2013/10/13
来週、10月20日開催のコミティア106に参加します。
とは言っても私はいつもと同じ感じですが。

サークルスペースは ぬ06a

なにかのついでによろしくどうぞ〜



Web拍手
   トウビシ初めて聞きました。こんな植物?があるんですね。
   電子レンジや圧力鍋なら短時間で行けるかも。

   けどワンチャンは無いかな。
私もヒシといったら四方にトゲの張った奴しか知らなかったのでわりとびっくり。
殻が硬く猛烈に爆裂しそうでもあったので電子レンジはやめといたのですが、
封筒ギンナンみたいに手軽に出来ると
わりとアリかもしれませんよ。
   菱はよく祖母が茹でて食べてましたねー懐かしい。
   私はいまいち好きになれませんでしたけど。

   あとpso2のは仕様ですね。
   たしか☆7以上は1分間放置されると近くにワープしてくるようになったんですよー。

おばあちゃんの味ですかー。食べられていたのは多分普通のヒシだと思うんですけど
私としてはそっちの方をたべてみたいんですよねー。
トウビシより味が濃いんじゃないかというなんとなくなイメージ。
PSO2のは複数の方から指摘を頂きまして、やはり仕様ですか。
出口バースト健在時に赤いのが見えたら必死こいてロデオして
ピンポイント回収しに行ってたあの苦労はなんだったんだー。




2013/10/07
半年くらい前に自分用サプライズとしてなんとなくネット注文した「ひしのみ」が届いた。

とうびし ・・・わりと威圧感。

普通の菱の実が食べてみたかったのだが、これは「トウビシ」という種類。
買えるのはこれしかなかったんや・・・
ちなみに量も多いが値段も高い。送料込みで4000円である。
無収入状態の現在、何でそんな高額食材を注文してしまったのか、
半年前の自分にサプライズ
である。

大量すぎて一人では食べきれないと判断し、半分は実家にクール便で郵送した。
わりときっとあっちもサプライズであろう。

とうびしびし 本体こんなん

なんと言うか、鋭いトゲもないし想像してた菱の実と違う。
これを乾燥させて地面に撒いても追っ手の足の裏にダメージを与える事は困難であろう。
ただ、でかくてむやみに硬いので踏めば追っ手の足首がぐねる可能性はある。

なかみ 中身こんなん

一緒に入っていた取説には「生だと梨のような・・・」とあったので
生でも大丈夫であろうと勝手に判断、
ためしに一個生で食べてみる。

・・・・・・
・・・・・・梨に謝れ。

がしゅっという感じの歯ごたえこそ梨っぽくはあるが、さほどみずみずしいわけではない。
むしろコナコナしたデンプン感がある。
僅かに香気があるがなんというかぶっちゃけ植物の匂いであって、
一番近いイメージは表面の色もあって
サツマイモを生でかじった感じである。甘くないサツマイモ。

・・・おとなしく茹でる事にする。

ガス代がー・・・ひたすら茹でる。ガス代が気にかかる。

ちなみに、取説で推奨されている茹で時間は1時間である。
外皮が木の幹に匹敵するほど硬いので仕方ないとは言え、
小鍋で煮たら最終的に水がほとんどなくなってしまった。

ゆであがり ゆであがり

ちなみに写真は第二陣、一番うまく茹で上がった個体である。

第一陣の反省を踏まえ、大鍋とたっぷりの水を使ったのだが
困った事に、同じ時間・同じ鍋の中で煮たにもかかわらず
皮まで柔らかくなって押しただけで中身がスポンと抜けてどこかに飛んでいく奴、
かたや渾身の出刃でさらに四等分しないと中身が取り出せない奴等々
何故か個々の茹で上がりにムラが生じまくる。不思議である。

肝心の味、であるが、
一言で言えば甘くないクリとクワイを足して2で割った感じ・・・である。(殻の匂いはサツマイモ)

当然味にもムラがあり、殻が柔らかくなってるフライハイタイプは
中身に透明感が生じ歯ごたえはシャクシャク、だが水っぽい。
殻がかったい渾身の出刃タイプは
どちらかと言えばホクホクで比較的味が濃いが身離れが非常に悪い。

個人的には水っぽいやつよりホクホクタイプの方が好みだが、
あえて言わせてもらえればおしなべて味は「びみょー」である。
ヒシがメジャーになれない理由がなんとなくわかるというか、
スーパーに並んでるなんてことない数々の安い農産物、
あれってホントは凄く偉いんだなーと感心すること請け合い。

ただ、むやみに甘いわけでも過剰な自己主張があるでもない非常に素朴な味なので、
なんとなくずっと食べてしまう。
出刃で叩き割って(魚の頭を縦に割るくらいの力がいる)
中身をほじくり出して食べてを繰り返すさまは
なんとなくバテイラなんかの巻き貝を集中して食べるあの感じに似ている。
妙にくせになる。

もう少し明確な味の画一化と食べやすさ、
調理法が膾炙すればワンチャンある・・・かもしれない。



Web拍手
   魚捌くのでしたら鱗取りお勧めですよ。
   レジ袋の中に魚突っ込んで鱗落としでゴリゴリやると捗りますし何より安全ですw

指切った次の日速攻で買いにいきました。真鍮の日本製(700円)
レジ袋はなるほどアイディアなので今度やってみます。
うろこがでかくてピンピン飛ぶ魚、買ってこなくっちゃ。
      その自販機はこれ関係のだね。http://moeshoku.com/ 先生おひとつどうですか?
・・・なにやってんだ静岡




2013/10/01
在学中、泳ぎに行くとなれば海、プールときてやはり川も選択肢のひとつだったのだが
先輩から受け継いだ行きつけの場所がもろに第二東名工事範囲に入ってしまい、
いつしか行かなくなってしまった。

天気も良かったので久しぶりになんとなく行ってみることにする。

でけえ おおう。

かつては車で行っていたので、改めて原付で走ると結構遠く感じる。
ちなみに昔所有してた車はハッチバック型のサニーで姉からのおさがり。
坂道を登ると蒸気を噴出す中々個性的な車だった。4月に逝ったわらしべ号の系譜、始原でもある。

でかいい でかい。

橋脚とはいえ巨大建造物。圧倒される。
自然の中から突き出る巨大な人工物からほのかに香るポストアポカリプスのにおい。ロマンだ。

けんざい きれい。

ちなみに、思い出の場所はちゃんと元の状態を保っていた。驚くほど水が綺麗。
これならまた皆で泳ぎにこれるな。川の流れが変わってて車止める場所がなくなってたけど。


おまけ。

もえじはんき 帰り道で見かけた萌え自販機。

・・・なにこれ。





2013/09/23
おなじみ河岸の市に行ってみたらヒゲダイが売っていたので買ってみる。
ふうむ、この魚が売られてるとこ初めて見た。2円おまけの600円。

ひげだい わりと個性的なおももち。

目が若干濁っていたので鮮度が心配だったが「刺身でいける?」と聞くと「いけるよ」とのこと。
この際だから魚の基本的な調理を色々試してみようと思う。割と大きいので一品だけだとあきそうだし。

まずはうろこを落とすのだが、これがやけに大変。
比較的大き目の硬い鱗がしっかり付いている。
でもこれちゃんと取りきらないと出来上がりで口の中が不快→おいしさ半減となるので
隅々までキッチリ仕事しなきゃあいけない。
出刃包丁でひったすらゴリゴリやるのだが、半身やったあたりで泣きが入るくらい硬い。
細かいところが取れない。中々終わらない。
ゴリゴリやってるとピンピン飛ぶので、ほどなくして台所が鱗だらけになった。

かお 割と愛嬌のある正面顔。

下唇のあたりにモシャってるのが名前の由来のアゴヒゲ
ちなみに同じ 種類でこのヒゲが短いそっくりさんがいて、名前はヒゲソリダイ

写真の左手親指に巻いているのはティッシュとビニールテープ。
実は鱗取りの最中に出刃包丁が鱗ではねて鰓蓋付近を押さえていた俺の親指の上にダイブ
出刃の重みで第一関節付近にわりと深く入った。
包丁で怪我するなんて何十年ぶりだろうか。これはこれで新鮮だがでもやはりけっこう痛い。
彼氏のための愛情料理で指に絆創膏だらけという漫画的表現があるが実際一箇所で十分だ。
三箇所だと重すぎる。五箇所あったら怨念だ。
ちなみに、つれとていない今の私を動かすものは命への義務感空腹感である。

解体終了 処理終了。

むやみに体高が高い魚なのでちょっとおろしにくい。
あと浮き袋が妙に大きくてしっかりしている。これ絶対鳴くタイプだ。
身質はいい感じの白身。アラは煮付けに、半身の尻尾方面を刺身洗 いに、
もう片方も半分にして塩焼き一夜干しに。

洗い刺身 洗いと刺身。

皮を剥ぐと綺麗な血合い。しっとりしつつ歯ごたえもある身質で旨みも十分。
魚は個性が皮目に出るので僕としては洗いがおすすめ。
ただ、素人包丁なので刺身の味が一段落ちるのがもったいない。
プロがやったら格段にうまくなるに違いない。

塩焼き 塩焼き。

これはうまい。特に変な癖もない身と程よく脂の乗った皮目が旨い。かなり旨い。
皮自体もわりと厚めなので非常に味わい深い。
間違いなく一級品。この魚、皮である。皮重要。鱗剥ぎ、諦めなくてよかった。

アラ煮付け アラの煮付け。(半分)

一度軽く湯通ししてから煮付ける。
体高の高い魚は鰭周りのいわゆるエンガワ部分への期待がいやがおうにも高まるが、この魚、裏切らない。
程よく乗った脂と筋肉の相乗効果でしばし時のたつのを忘れる。骨離れもよく余裕でしゃぶりつくせる。
浮き袋も一緒に煮てみたが胆嚢の苦味が若干移ってしまっていて残念。
それがなかったらわりとうまいと思う。

ひもの
干物 一夜干し。

残りを一夜干しにして翌日賞味。これもよい。
ツボダイ(クサカリツボダイ)の干物に似ているがそれよりずっと油がすっきりしていて
なにより塩味の皮ごともしゃっといける幸せ、これはかえがたい魅力である。


この魚、基本的になにをやってもうまい
旬がいつなのかよくわからないが少なくとも今の時期でも十分すぎるほどうまい。
個人的には塩焼きが一級品、絶品であった。
中々見ない魚だがオススメである。皮が本体みたいなもんなので頑張って鱗を剥いで欲しい。





2013/09/16
審査待ち継続中。本決まりにならんと取材にも行けん。



Web拍手
      先生PSO2やってるんですね。
  ガンナーならサブをハンターにすれば固さも火力も充実ですよ。いつかご一緒できたらいいなっ!

ありがとー。Raから入ったのでWB打てないと不安で不安でw
あと間合いが細かく調節できるインフィニティが好みなので必然GuRaにー。
ちなみに私はシップ5なのです。KIRIEってキャラでやってますのでお誘いはおきがるにー。
(なんのデメリットもなくシップ間移動できたらいいのにー)




2013/09/08
コンテ審査待ち。明日は映画でも見に行こう。




2013/09/01
中々涼しくなってすごしやすくなって来たなと
自宅でコンテ進めてたら涼しタイムは三日で終了。ですよねー。
夏の終わりの天気らしく不安定で、
図書館の帰りに夕立でずぶぬれになるのもこれはこれで気持ちがいい。



Web拍手
   くらげ。くらげはいいですね。雲みたいにふわっふわでとっても可愛い。
   機会があれば傘に思いきり吸い付いてみたいですよ。

   クシクラゲはにぎにぎしてみたい指突っ込みたい。
前回、我慢できずに撮影しつつビゼンクラゲのあたまをポムポムしてみましたが、
ぬるっとしてました。ぬるっと。
あと、ウリクラゲ系統の口に指を突っ込むとなにかすごくよからぬ気分になります。
体がもろすぎるのでかなりの背徳感。
深海にいるあからさまに赤くてくちびるなやつは体も割と丈夫そうなので
いつかきゅぽきゅぽしてみたいですね。
・・・ちなみに前回の撮影時に右腕をアンドンクラゲ(多分)にしこたま刺されて
僕の今年の海は終わりました。
治りかけのかゆいことかゆいこと。




2013/08/25
暑気回避に15時くらいまで図書館行って
その後タオルも持たず海パンTシャツで原付にのって海でひと泳ぎして
そのまま家に帰って水風呂につかる。という毎日をしばらくおくっていたところ、
海で妙なものを発見した。

くらげー くらげである。

むこうからふもふもと泳いでくる。かわいいかわいい。
しかしこれはなんと言う種類のクラゲであろうか。
さすがに私はメジャーどころのクラゲしか知らぬ。こやつは知らぬ。
というわけで、翌日図書館でクラゲガイドブックとか借りて調べてみた。

・・・見あたらねえ、載ってねえ。
感じとしてはキタミズクラゲに似ているけどフチが黒くないしそもそもここ北じゃねえし。
出自の謎に頭をひねりながらそのまま海に行くと、再びむこうからふもふもと泳いでくる影あり。

くらげかんぜんたい くらげである。

つか、これか。これがこいつの本来の姿か。
これならわかる。ビゼンクラゲだ。
(スナイロクラゲというそっくりさんは近年ビゼンクラゲに統合されたらしい)
昨日見たやつは何らかの理由で口腕部が丸ごとなくなっちゃった個体らしい。
・・・昨日見たヤツはなんか全然普通でまるで弱ったり困ったりしてなさそうに泳ぎ去っていったのだが、
さすが脳みそ心臓もない生物は違う。昆虫なんかよりよっぽど遠い生き物に思える。

昔の宇宙人のモデルになるだけあるなーと若干不気味さを感じながら見ていたら

あ、さかな

横合いからついっと魚が現れた。

よりそう

魚は割と近くをつかず離れず泳いでいる。

おそらくかんぱち

最初ヒラアジ系だと思ったのだが
こうして見るとどうもカンパチの子供っぽい。

さっていく

よくわかんない生物と割と知ってる魚の子供は
寄り添いながらふもふもと深みのほうに去っていった。


・・・・ちょっと良さそうな話のところ悪いのだが
この時私の頭にあったのは、昨日のあの傘だけになったやつ、
くそうあれをとっ捕まえておけば良かったという一点であった。
このクラゲは、食えるクラゲなのである。





2013/08/19
前にぐるぐる公園で俺を絶望の淵に追いやった悪魔家族
今度は「富士マリンプール」なる場所へ行ってきた。

いもあらい まさにいもあらい。

9:00開園なのだが、30分ほど遅れて到着した時には
すでにシートを広げる場所もほとんどないほどの大混雑振り。

その理由の大方がきっとこれ↓
すらいだー 本格的ウォータースライダー。

・・・ここ、入場料500円市民プールなんだけど、なんでこんな立派なもんあるの。
ちなみにこのスライダーは二種類あって、
写真下方でずらっと並んでるのは浮き輪を使って滑るチューブタイプの方。
身一つで滑る方は階段の途中にある列。・・・それでも、かなり並ばなければならないが。

やっふー
かなり高い。おくーに私の住んでる半島がうっすら望める。

上まで登るととてもいい風にこのロケーション。
並んでる間に熱中症になる奴絶対いるわーと思ってたけど
まあ、この出来でこの値段だったら混むわー。当たり前だわー。

この施設、長スライダー×2・短スライダー×1・波の出るプール・その他諸々・
それらの外周を囲む流れるプールというバブリー構成
普通の長方形のプールはない。娯楽に特化したタイプ。
まあ、基本的に家族連れ・カップル・学生で構成されている客層に紛れて
おっさんが浮かんでいると変質者ゲッチューされそうで若干不安ではある。
まあ懸命なる我輩は悪魔家族の悪魔息子カモフラージュとしてモクズショイのように背に乗せ
水中不審者捜索の網の目をことごとくかわしてやりましたがな!ガハハ!

ちなみに、この手の施設はプールサイド以外からのカメラ撮影は不許可だそうで
おとなしく海パンのポッケに我が愛用のパワーショットD20を突っ込んでおいたら
それを流れるプールでものの見事に落っことした。
発覚逆上し、せなの悪魔息子をそのまま流し息子にしつつ
青ざめた顔で逆流を逆走して探してみるも見つからぬ。
泣く泣く予約のつもりで紛失物預かり所へ行ってみたら、
驚いた事に今生の別れと諦めかけていた我がデジカメは
紛失から5分とたたず、すでにそこに届けられていた。

・・・日本に生まれて、ホントよかったわー。
拾ってくれた会社員風の方、ありがとうー。

その後、この芋洗い場から流し息子を探し出すのにデジカメ紛失の3倍以上の時間を要した。




Web拍手
   サトウキビは実家の家庭菜園で作ってたよ。
   ありゃー確かに竹だ紛れまない中身の詰まった竹。
   食うのが大変で余らせちゃったんで今年は作ってないみたい

おー、家庭菜園でつくれるもんなんだー。
普通の土の上で育って、どこをどうしたらあんな甘いもんが練成できるのか不思議。
食べるの大変だし、そうガツガツいけるようなものでもないから確かに余りそう。
近所のかぶとむしは大喜びだ。




2013/08/11
なんかこっちではあまり見ないものが半額になってたので買ってみた。

たけじゃないよ・・・竹。

ではなくて、サトウキビである。ぶつ切りを真空パックで売っていた。
つか、この形態で売ってるの初めて見た。
見た通り見てくれはまんま青竹である。空洞のない竹である。
比較してわりと忌憚なきまなこで見ても竹にしか見えない。

食べ方は周りの皮を剥いでかじりしゃぶりなさいとある。
割と軽い物言いで書いてあるので
イタドリのごとく指かなんかでツルツル剥けるものなのかと一瞬油断したが
皮の付き方も硬さも竹以外の何者でもなく、
出刃包丁を皮目に縦に当てて俎板にガツガツ叩きつけて裂いてゆく折
食べ物の加工というより大半、竹とんぼ作ってる気分に支配されるのを保障しよう。

四方の皮を剥いでようやくサトウキビを堪能できる準備が整ったわけだが、
しかし油断めさるな。中身も硬い。ビックリするほど硬い。
なんと言うか、圧縮したバルサ材を素で噛み千切っていくがごとき胆力が必要だ。
男の食い物である。女子には無理な代物だ。

そして甘い。ビックリするほど甘い。
自然物でこんなに甘いものがあるのかと感動するほどの糖度。
それが噛み締めるたびジュワッと溢れ出る。
ほのかに黒糖と青竹が混ざった妙にさわやかな風味がする。
南国の風と、これをかじりながら帰宅する島の子供たちを夢想するに十分な、よい味である。




2013/08/05
マグロの胃袋が安かったので買ってみる。300円。
この頃出回り始めた感があるので多分養殖モノではあるまいか。

安い・・と思う40円まけてもろた。

時々生のすんげー生々しい胃潰瘍を連想させる
赤黒いやつが売られているのを見てはいたのだが、これは湯引きしてある。
取り出すとこんな感じ。

あかん・・
・・・・・・。実は裏側も地味にショッキングなみてくれ。


すみませんでかすぎます手に余ります。
魚類の範疇を越えたヒダヒダが生々し過ぎて
色もホルマリン標本みたいですみませんごめんなさい。

そのまま切って酢味噌とかで和えて食べるよろしと説明があったんだけど、
正直これそのままは僕には無理です。切ったら中超赤いし。
・・・というわけで、困った時の煮付けにしてみました。全部。

またまるくなった。
とりあえずみてくれだけならいけてる感じに。


これもやっぱり煮ると丸まる。割とうまそうなみてくれになった。

では実食。

・・・・・・。・・・・・イマイチだな。
モノがでかすぎて歯ごたえ爽快を通り越してゴリッゴリで硬すぎる。煮すぎたやもしれぬ。
味もなんだろう。
冷凍された放置マグロのきれっぱしに浸潤した倉庫の匂いみたいな気配が微妙に染み込んでいて
正直どうなんだこれ。酢味噌で食えば良かったのかこれ。

胃袋はやはり鍋に使うのが一番っぽいぞ。単体で食卓のメインを張れる具材ではないようだ。
さらに言えば大きくても
アンコウくらいのボリュウムの胃袋を使うにとどめておいた方がお互いよろしかろう。




2013/07/28
なんか日本SF大会へ参加しに広島へ行った友人から
唐突に「牡蠣のままかり」なるものが送られてきた。

かきままかりこんなん

中身は

なかみこんなん

(多分)焼いた牡蠣を醸造酢とトウガラシに漬けた一品。
いわゆるママカリサッパ(ややこしい)を牡蠣に換えた感じ。
ちなみに、調べてみたら1500円近くする高級品のようだ。すまんな。
酢で〆ているため粒自体は縮んでいるが、いい塩梅の酢加減で問題なくうまい。

・・・と言うか、この手の加熱処理された牡蠣なにやってもうまいな。きちんと牡蠣が勝つ。
いよいよこれは生牡蠣を使った塩辛を探してみなければならぬ気がする。あのデロデロのやつ。





2013/07/21 ふと気が付くと、部屋の中をブンブン飛び回ってたやつらが静かになっていた。

むしひきあぶ捕食風景

食べられてるのはよく見るタイプのコガネムシ(アオドウガネ)
捕まえてるのはムシヒキアブ系列の・・・なんだろう? 
シオヤアブ
はもっと体が大きいような気がするけど。

完全な死角から鉄壁の防御の隙間を狙って口吻を差し込んでいる。
他の色々な捕食写真など調べてみると対甲虫戦ではこの箇所を完全に狙っているようで、
これをやられると甲虫は多分体格の別なく敵わない。
シオヤアブは飛行型昆虫最強の一角と評されるが、その理由がなんとなくわかる気がする。

についてるだによく見ると腹部にダニが付いてる

コガネムシを吸うアブを吸うダニという入れ子みたいな図式で、
強さの順列というものが一体なんだかよくわからなくなる。


翌朝、同じ場所には犠牲者の哀れななきがらがそのままの姿で放置されていた。
どうなってるのかちょっと気になってカッターで割ってみたが、
カニの脱皮殻の様に中身が完全にすっからかんになっていた。
透明な液体がアルコールが浸潤するようにほんの僅かに残っているだけである。
どうも彼らは体液を吸うと言うよりも、
消化酵素
を流し込んで獲物の体内組織を溶かしてそれを全部吸い上げているようだ。




2013/07/16
いなくなってしまった同居人だが、正体がほぼ判明した。
巣の形状からまず間違いなく「アメリカジガバチ」であったと思われる。
・・・ 彼女、異人さんじゃったかー。

今日久しぶりに姿を見たと思ったら、
普段使わない窓のカーテンの隙間からふいっと出て行ってしまった。
今までの行動パターンと全く違うので、
もしかしたらあれは巣を作った個体じゃなくて羽化した最初の子供かもしれないなあ。
でもそういう調子でゾロゾロ羽化されると、
こやつらは我が家の一級保護対象であるクモを狩ってしまうハチなのでちょっと心配だなあ。
(どうやらアメリカジガバチはハエトリグモやアシダカグモを標的とはしてないようだけど)




2013/07/07
近くのスーパーでマグロの心臓を売っていたので買ってみる。

しんぞうお手ごろ価格。縦に二つ割になっている。

つか、心臓もろ心臓。
普段買うカツオの心臓は大きくてもこの写真の動脈球(白い部分)単体以下の大きさ。
これは全体で僕のにぎりこぶしと同じかそれより大きいくらい。
でかすぎねえかこれ。この個体の全長ってどのくらいあったんだろう。・・・2mクラス?

いつもカツオの心臓は結構濃い目の味付けで煮しめているのだが、
これには「塩焼きに最適!」って書いてある。
・・・結構敷居高くねえかコレ。魚市場のにおいすんぞ。


そういうわけで

ちょっと日寄ったおよびごし。

左が塩焼き。右が煮付け。
ちょっと煮付けの方に量を割いた。

何しろでかい。でかいので筋肉組織も魚のそれじゃないような歯ごたえ。
と言うか、心室+心房部分(黒い部分)の歯ごたえなら豚や牛のハツと全く同じ。
そこに魚の鉄の味が入り込んだ特有のクセがある。
さらには動脈球(白い部分)のモニュコリとした歯ごたえがアクセントとなり、うまい。
煮付けは当然ながらそこそこ無難な味。塩焼きでは先ほどのクセがさらに主張し始めるのだが、
食べ慣れてくるといやむしろこちらの方が野趣あふるる味数段うまい。
あ、これうまいわ。塩焼き正解だわ。
(後日再び購入したやつは全部塩焼きにして食した。
・・・その際のパッケージには何故か「煮付けに最適!」と書いてあったが・・・)

気仙沼あたりでは鮫の心臓(「もうかのほし」と呼ばれる)を刺身で食べたりするそうなのだが、
そいつはどんな味がするのだろう。





2013/06/30
この頃、同居人の姿が見えない。
写真を撮ってみたらこんな感じになっていた。

かんせい?どうやら完成したらしい。

下の二列だけ色が違う。
多分峰になっているひとつひとつが育房になっていると予想。
ってゆうか、僕の知ってるトックリバチの巣と違う。カマキリの卵のうみたい。
キボシトックリバチかと思っていたが、巣の形状からしてどうも違ったみたいだ。
調べてみなくては。

不思議なのは親蜂が獲物を運んでいる姿を一度も目撃してないこと。
巣 だけ作っていなくなった印象。
とは言えさすがに巣を崩して中を覗くわけにも行かない。
幼虫がいれば一ヶ月くらいで羽化するらしいので
そのあたりで巣の形状に変化が出るかどうかかなー。

ともあれ、この部屋で僕はまたひとりである。
まったく、いつも変わらず寄って来るのはだけだなあ。




2013/06/23
スーパーに「きんこ瓜」というものが売っていたので買ってみる。

きんこうり150円。やすい。

ちなみに、同じ「キンコ」という名前で同じような形のナマコがいる。
ポチャっとした体型ものをキン(コ)と言ったりするのだろうか?
もっともナマコのキンコは恐らくその触手の形から
「樹」のような「コ」
キンコと名付けられたんじゃないかと思うのだが。
(今調べてみたら生殖腺が黄色いらしく、「金崋山における「砂金の精」が転じて
「金」の「コ」になった」という話があるようだ。・・・釈然としないが)
ナマコのキンコはまだ食べた事がないので、いつか味わってみたい。

さて、それでこのきんこ瓜である。
ふむ、においはメロンだね。
中身はどうなってんの?

めろんだよね結構硬い。

てゆうか、これメロンだよね?味は?


・・・・メロンだね。
ビワ以下の甘さ
しかない果肉の薄くて硬いメロンだね。
普通のメロンの皮近辺をずっと食べてる感じだね。

・・・つうかもうこれメロンじゃん!微妙な味のメロンじゃん!

もうちょい熟れればもうちょい甘くなるのかなあ。
なんつうか、じゃあメロン食えばいいじゃんって話になるが、
甘さがないぶん妙な爽やかさがある。あと安い。




2013/06/16
紹介するよ!僕の新しい同居人!
腰のくびれが悩ましいスタイル抜群狩猟系人妻だよ!

きぼしとっくりばちキボシトックリバチ(・・・多分)

・・・我が家に来る雌性はこんなんばっかりだなー。

しばらく前から部屋の中ブンブン物色してて、どうやらここに本格的に居を構える事に決めたようだ。
彼女が造巣している場所は昼なお暗い部屋の角の隅っこで、
外への出入り口は常に開放状態の風呂場の窓なので
炊事場および二部屋ぶち抜きで結構せわしなく行ったり来たりいている。

巣の材質は木屑じゃなくて泥のようだ。
この作業の時になぜかハエみた いな1オクターブ高い羽音を立てる。
ゆくゆくはこの中にイモムシが詰め込まれるはずだが、巣の形はこれで いいんだろうか。
土壁で完全密閉すると呼吸もできないだろうし硬いから中から出てくるのも大変なはずだ。
開口部はどこになるんだろう。

なんにしても、我が家のクモたちを狩る蜂じゃなくてよかった。しばらく観察させてもらおう。




2013/06/09
暑いんだか涼しいんだかよくわかんない天気なのでとりあえず水風呂に入り始めるわたくし。
この時期は夜のにおいに夏の気配が混ざり始めてなんだか無性にワクワクする。




2013/06/02
マツブ×2・ホッキガイ×2・アカボヤ×1という
豪華海産物系お土産
をもらったのでおいしくいただく。
アカニシゲットの公算があったのだが、
その日は折り悪く売り切れであったとのこと。残念だがこれでも十分ありがたい。

とりあえずマツブとホッキガイから貝体を取り出す。
でかいこんなでかいホッキガイ初めてだ。

ホッキガイは生の刺身でもおいしいのだが、
いつぞやおい しくいただいてる最中に醤油の中でのたうつ結構大き目の扁形動物を目撃してから
とりあえず湯通しはするようにしている。
今回はホッキガイの一個が死んじゃってて鮮度が若干怪しくなってたので煮付けてみる事にした。
(長年の疑問がある。二枚貝系(シロミル等)を捌いてると
内臓の中から出てくる一本の透明な糸コンニャクみたいな器官、あれはいったいなんなんだろうか)

マツブも別系統で煮付けにする。アカボヤは生で。
(と言うか、ホヤは生か干物かいずれの食べ方しか知らん)
マツブ・ホッキガイ・アカボヤ
ゴーーージャーーース。

左からマツブの煮付け・ホッキガイの煮付け・アカボヤの刺身。

うまい!マツブはどこも満遍なく文句なくうまい。
さすが巻貝界のキングオブキング。濃い目の味付けに負けない持ち味が素晴らしい。
ホッキガイの煮付けは初めてだったが、これもうまい。
独特の香気は薄れてしまうが噛んだ後から確かなコクが来る。二枚貝の真骨頂である。
アカボヤはやはり香気ではマボヤに劣るが鮮やかな赤橙のいろどりが素晴らしい。
今回は当たりの個体で肉厚。味も申し分ない。

うーんしあわせ。どうもありがとうございます。ご馳走様でした。





2013/05/25
そろそろ覚悟を決めてちょいと前に広島物産展で買った牡蠣の塩辛を食べてみる事にする。
こんなんのこんなんの。

僕自身の牡蠣の好き度は「まあそこそこかな」という感じ。
どちらかと言えば滋味豊かな内臓部分よりも
磯の香り高い鰓や外套膜付近
の方が好きという少しズレた嗜好である。
貝類の内臓部分は火を通した方が圧倒的にうまいと思っているので、
今 までで一番おいしいと感じた牡蠣の食べ方は殻つきを火にかけ、
わずかに殻が開いたあたりで半生状態のやつを何もかけずにつるりと食べるやりかたである。
あれはうまかった。

牡蠣の塩辛自体の存在を知ってはいたが現物を見たのは初めてで、
ちなみに760円。中々のお値段である。
原形を留めぬほどデロンデロンの、かなり癖の強い代物だと聞いてはいたので、
買うのも開封するのも若干の覚悟がいった。

中はこんな感じ。
ナカーミ不安げな様相。

見てくれはやっぱりデロンデロンっぽい。・・・と思ったが、
よく見ると細かく隙間が見える。・・・教授、これは一体・・・。

開封して食べてみる。やはり想像していたシズル感漂うウェットな状態ではない。
ある程度の牡蠣の形を保っているものが多く塩分も低く食べやすい。

と言うかこれ、生じゃねえなあ。
蒸した牡蠣を塩麹とあえてある。・・・正直塩辛と言っていいのかよくわからん。

よくわからんが食べやすいしかなりうまい
バランスの取れた味でご飯の友と言うより酒のつまみの方が向いている。
かなりうまいが食べやすいのが災いして量がすこし少なく感じる。
あっと言う間に全部スパッと食べきった。中々のオススメである。朕はおかわりを所望ぞなもし。

量は少ないがまあでもガンズケみたく
もうどうもならん状態で放置
されるよりはマシだよなあ。
どうしようアレ。(冷蔵庫の奥で絶賛放置中)





2013/05/18
フラリと河岸の市に行ったら以前アブラボウズ買った店でハモの卵を売っていた。
ハモ卵初めて見た。
食べた事ないので購入してみる。
京都あたりだとこれの二倍くらいの量で3000円くらいになるそうだ。地域限定高級食材。
この卵をさらに卵とじにするのが一番うまかったとはおっちゃんの談。
「初めて食べるんなら」と30円まけてくれて350円で購入。おっちゃんありがとう。

薄味のほうが良さそうなので、とりあえずそばつゆで煮てみた。
そばつゆにまるでその身同様骨切りしたみたいな煮姿。

写真だとわかり辛いが、この手の魚卵にしては卵が少し大きくちゃんとした粒状感が感じられる。
煮凝り卵とじが適しているというのは、この粒状感ゆえのバラけやすさからくる料理の工夫のようだ。
僕の場合は鮮度が良かったからかあるいはまだ熟してないのか、ほとんどバラけなかったが。

で、一口食べてみたが、
なんかハモの皮目にある風味が若干のエグさを強調した感じの
 妙な引っ掛かりがある味
がわずかにする。
しょうがないので酒と砂糖を投入して普通の煮付けに変更した。

うむ、これならうまい。普通の魚卵煮になっちゃったけど。

量も多いしおっちゃんが押していた卵とじにしようと半分残したのだが
いざ翌日になってみたら卵がつゆを全部吸っちゃってて
いりたまごかけアカンー。

卵とじと言うより炒り卵かけになってしもうた。

・・・まあ、これはこれで普通にうまかった。
鶏卵使うと味に失敗はなくなるな。料理的には失敗だったが。





2013/05/12
コミティア終了(ほぼ先週だけど)。お疲れ様でした。
来てくれた方々どうもありがとうー。
件の続報は近いうちにできればいいなあー。

帰りがけに広島の物産展でなんとなくタチウオの丸干しを買ったのだが
丸干しと言いつつ本当に干した小型のタチウオが丸々入っているので
やつらの研ぎ澄まされた牙危険すぎる一品。
ちなみに、夢中で全部食べてしまったそのあとで写真撮り忘れたことに気が付きました。てへ。




2013/05/04
散財ついでに買っちった。
メタルブラックメタルブラック!ブラックフライ!

まーぶっちゃけ頼んでたの完全に忘れてて、
ある日アマゾンから妙に軽い箱が届いてハテこれは一体と暫し小首をかしげた。

かっこいい大気圏突破Ver!

うむ、格好いい。
まあ比較的ちょいとお高いかなという気がするが、俺が買わずしてどうするという一品。

ちょっと可動MAXビーム!ビーム干渉!

ちなみに、ちょっと可動する。
写真のようにビーム機構が開口するのと、
両舷壁がスライドしてピラニア(ホーミングミサイル)発射口が開く。

ただ、困った事にビーム口を開くとブースターユニットを取り付ける事ができなくなり
ディスプレイ用のシャフトはブースターユニットにしか刺さらない(つーか本体にそれ用の穴がない)ので
つまりこの状態だと手に持って眺めるしかなくなる。・・・おかしくね?これ?

まあ、格好いいからいいや。


PS:明日のコミティアはいつもの通りチラシです。まあ今からコピーしに行くんですが。
ちなみに、13時くらいから会場で打ち合わせがあるのでその間席をはずします。
申し訳ありません。(ブース撤収は15時近辺を予定しています)





2013/04/27
なにしろ悲しんでばかりもいられぬ。僕の二本の足だけではこの世は広すぎる。


と言うわけで、新しい原付を買い求めました。
じょぐ今度はYAMAHA。

修理屋さんの推挙もありYAMAHAJOGにした。
中古買う気分でもなかったので完全新車
諸々込みで約16万(2万ほどまけてもらった)。・・・ありがたいとは言え色々こたえるゼー。
JOG自体の評判は結構高く、
原付での4スト・水冷でこの値段ってのはこれをおいて他にはないらしい。


とりあえずは、どのくらい走るのかを知るため速攻
タンクが完全にカラになるまで走ってみる事にする。(旅先での給油判断は結構な問題なのだ。)

結果
197完全ガス欠まで走行距離、約197km。
んで
4.7給油量、満タンで約4.7ℓ。

つまりこいつは、リッター当たり約42km走る。

おー。修理屋のおっちゃんも言ってたけど、燃費いいなー。評判通りの快適さだ。
気になる所と言えば、停車した時になんか
ゴムが焼けたような
微妙に甘いにおいが漂ってくることくらいかなー。




2013/04/20
例年通り、5月5日のコミティアに参加します。
スペースNo「も22a」
サークル名は「月刊製作委員会(仮)」ね。

ちなみに今回4月半ばを過ぎてもコミティア当落通知および通行証の入ってる封筒が送られてこなくって
なんかさすがに遅くね?と調べてみたら運営サイトの参加サークル一覧にはうちらの名前がちゃんと載ってて
どうも郵送事故があったみたいなので電話して再発送してもらいました。

長年参加してるけど郵送事故なんて初めての経験じゃよー。



Web拍手
   「らくがき」の「わらしべちゃん」が涙をそそります(T-T)
器物につく魂の事を考えるよ。そういったモノが宿るのは年月とか偶然の奇跡とかが不可欠で
だからこそモノの継承の際にはそれに相当する儀式
(奇跡のために人為的に成し得る説得力)が必要なんだろうなあ、とか。




2013/04/14
先日、僕の原付「わらしべ号」が逝った。
二日ほど前から走行中に突如出力が低下しエンジンストールするという症状に幾度か見舞われ
さすがに危険なのでいつもの修理屋さんにオーバーホールを頼みに行くその道すがら
あと300m程の地点でまさに命が消え入るようにすうっと静かにエンジンが止まった。

予感はあった。

15年以上も一緒に走った。随分長い付き合いで、随分無理をさせてきた。
走行距離のメーターはもう随分前に二周目で止まっている。
一緒に石垣島まで行ったのは今でも僕の誇りだ。

わらしべ号

押し歩きながら思い出す。
旅先の風景や日差しやにおい、軽やかに南国の風をきる光るフレームを思い出す。

石垣島のわらしべ号

ありがとう。
ずいぶんと、世話になった。
ありがとう。



Web拍手
   なんか絡んでる? http://leviathan- anime.net
いや全然、なんにも、欠片も絡んでない。いいなあアニメ(どす死んだ魚のような目をしながら)




2013/04/08
コンテ返答待ち継続中。
間違いなく面白くなる自信はある。
自信はあるが、基本的な事しか記してない設定資料とラフコンテ二話分で
どこまで編集に通じているのかどうにももどかしい気分。
面白さは完成品をもってしか証明できない以上
「とにかくこれでやらせてほしい」としか言えないのがもどかしい。
そもそも言葉や文章で伝えられるものなら、きっと今僕は漫画を描いていない。



Web拍手
   自分も茹でたテングニシを食べて、あの苦辛さに苦悶したことがあります
   テングニシのあの苦辛さは食べた人にしかわからないと思います。
いた!テングニシのあの味を知るものがここにも一人! 
あやつは貝殻の形がなんだか立派なので凄くうまそうに見えるってところも
食べて痺れた時のガッカリ感が大きくなる理由のひとつだと思います。
でもなんか時々食べたくなる。ほんでやっぱり痺れて「むー」ってなる。そんな変な貝。




2013/03/31
とりあえずコンテ終わって返答待ちになったので
ご褒美に河岸の市で買い物をすることにする。

ブリの白子なんか妙に安い
アブラボウズ買った店で売ってた、でかい上に安いブリの白子。むしろ不安になる安さ。

テングニシようやく見つけた生で食える大き目の巻貝。
あとしばらく前から食べたい食べたい言ってたアカニシ
・・・はやっぱり売ってなかったので代わりにテングニシ
100g150円ほど、二個で500円ちょっと。
写真撮ってないけどついでにここの店でしか見たこと無い能登の岩もずくも買った。
(これはうまいのでよく買う)

あぶり太刀魚どうなんだ炙り。いけるのか。
あと、なんかうまそうだし半額だったので買ってみた炙り太刀魚の刺身


んで、ホクホク顔で家に帰ってテングニシの解体作業に突入。
刺身で食べるつもりなので殻をハンマーで砕いて身を取り出すことにしたのだが
これが硬い。予想外に硬い。貝ってそうだよね普通これぐらい硬いよねってぐらい硬い。
周りからゴチゴチ削っていって腹足部分は取り出したのだが
内臓部分が奥に引っ込んじゃって取り出せない。
かたい敗北。

なんだか二個目を砕くのが面倒臭くなってきたので茹でちまうことにした。
どっちみち内臓部分は茹でて食べようと思っていたからなあに構うものか。


ほんで、とりあえず完成。

うまそうゴージャスに見える夕餉。

まずは炙り太刀魚
・・・うーん。うーん。なんだろ、ふつー。
悪く言えば良さがわからない。
見てくれはすげいうまそうなんだけど食べてみるとむー?って感じになる。
僕は刺身においてタチウオ及びカツオの雌節の皮を剥く奴を許さないという
確固たる信念を持っているのだけど
同じくこれは炙ることによって皮の良さが薄れてしまってるように感じる。
では熱変性した脂のうまみはどうかというと、
そもそもタチウオの脂質は繊細なので冷えた状態だと持ち味が生かせない。
うーん、タチウオに関してはこれだったら炙んなくて普通の皮付きの方がいいかな今のところ。

次、ブリの白子
あ、うまい。これはうまい。
中身トロトロで胆嚢の苦味も移ってない。ちょっと心配だったけど普通に当たりだ。いい買い物だ。
少しほっとする。

さて最後、お待ちかねテングニシの刺身
まずは生の奴から。
うわ歯ごたえコリコリ通り越してゴリゴリだ。硬い。
身質もこんなに硬いのか。もう少し薄く切ればよかったな。
肝心の貝系香気は少し薄い気がする。まずくはないが普通。値段相応と言う感じ。

じゃ次は茹でた奴をば。
ふむ、こっちは生ほど硬くない。
コリコリ感はなくなったが加熱によってニシ系特有の香りとうまみが仄かに・・・に・・・にがぁい!!
苦いって言うか辛いって言うか、うまいとかまずいとか以前に明らかに毒ですって感じだ。
舌の付け根にピリピリくる。喉がイガイガする。
こいつがアレか、テトラミンなのか。
いやしかしおかしい。唾液腺は取り除いてある。同じテトラミンを有するツブ系ではこんな味しないので
これはニシ系に特有の唾液酵素なんだろうな。
レイシガイ(カラシミナ)の辛さを純粋に抽出したらこんな感じになるって味(味?)
生のほうでは特になんともなかったから
丸のまま加熱した状態では唾液腺から周りの肉に成分が浸潤するようだ。

これが個体差でなかった場合、テングニシを美味しく食べようと思ったら
生状態で唾液腺を取り除くのが必須
になるわけだが、
それにはあの硬い殻を毎回砕く必要がある訳で、
・・・うむ、めんどくさいやつだな。比較的安い理由もわかる気がする。

内臓のくるくる部分は安定の肉食貝系おいしさ。
中腸線も何かよからぬことをしでかしそうなので身構えていたのだが特に問題ないようだ。

テングニシ総評としてはまさしく値段相応
と言うか、唾液腺取らないと売っちゃ駄目じゃね?ってレベル
今のところ僕の巻貝系総合ランキング一位(アワビは別枠)は依然としてエゾボラ(マツブ)だな。
これは中々揺るがないな。

おまけ。
寄生虫むううー。
程よく生部分を食べたあたりで出てきた(気が付いた)線虫。うねってやがる。
まあ関係なくテングニシ完食。





2013/03/24
なんかもういつの間にかで、桜の見ごろは今日である。いつにも増してめまぐるしい。
我が家は暖かくなった瞬間からが飛び回って僕を狙ってくるので
そろそろ蚊帳を出さねばならぬ。このへんは季節感ゼロである。


Web拍手
   good job~
さんきゅー




2013/03/16
運動と思索を兼ねた散歩をしていたら
地面をテントウムシ(ナナホシテントウ)がのこのこ歩いていたので妙に優しい気分になり
この心地よい春風に乗せて飛翔させてやろうと差し出した人差し指を
センチメンタルなまなざしで青空に向けておったててみたのだが
指に登ったそいつはサカサになったまま一向に動こうとしない。
普通は高いほうを目指してテコテコ登ってって
先端へ到着するとプンっと軽やかに飛んでゆくもんなんだが。

何やってんのとよく見ると口をモゴモゴさせている。
口をモゴモゴさせてなんか濃緑色の液体を吐き出して俺の人差し指に塗りつけている。
・・・マジでなにやってんのコレ?

蝶なんかにはお尻から水分を出して人の皮膚に付着させてそれを吸い戻し、
それで汗由来のミネラルを補給するやつらがいる(ちなみに、南アルプス縦走時休憩中、
セセリチョウ
にこれを二の腕の上でやられたことがある。
ほんの雨粒ほどの水滴なのに出す水はビックリするほど冷たく感じられて、
ちょっとずんぐりした蝶がそれを黙々と吸い戻す姿を見るのはなんだかちょっとうれしい心持になる)のだが
今回テントウムシがやってるそれは真水とは程遠い濃緑色で、なんだか溶解効果も低そうに見える。わからん。

やつはモゴモゴに夢中で指で突っついても逃げない。
塗りつけの版図を広げようとしているようにも見えるからもしや産卵床の構築ではなかろうな。
どうにもよくわからないが俺の人差し指に卵を産み付けられても困るので
近くのツツジの葉っぱの上に転がしてさよならした。

口から緑の液吐くわ脚の節から臭くて黄色い汁出すわで、
 冷静に考えるとまだ小さいから愛でる対象になってる感があるなテントウムシ。




2013/03/10
目がシバシバするし鼻水が出る。
始終ズビズビしてる友人ほど酷くはないがやっぱりどうも花粉症らしい。
鼻が詰まると思考力が二割ほど落ちる気がする。
コンテが進まん。
PSO2が面白すぎるのも問題だ。むしろ大問題だ。




2013/03/03
描いたことない職種のひとが出てくる描写で悩み中。特に台詞で悩む。
展開上ステレオタイプな描写でいいのだがなかなかこう、グッとはまらない。


Web拍手
   骨太なコメントを送った張本人です。遅ればせながらリュウ誌上の作品を拝見しました。
   まさかこんなにも早く取り入れられるとは!ちなみにあの一コマの色っぽさはグッときました。
   次回作にレース模様が展開されていなくとも、是非とも応援させていただきます!
ヤッハ!ありがとうございます!
ガーターやレースは僕も好きなのでキャライメージに添う限りはなるべく登場させたいと思っています。
今後ともどうぞよしなに〜。




2013/02/23
出してたコンテがボツったのでかなりの部分を練り直し。覚悟はしていたがやっぱり窮屈だ。
時期が悪いと言うのはもちろんあるのだが、こちらとしては突き進むほかない。




2013/02/16
確定申告がてら貝を探しに河岸の市へ。

アカニシはやっぱり売ってなかったがアブラボウズのアラが売っていた。
アブラボウズあら前にアブラボウズ関連食材を買った同じ店にて

確定申告終わったしなんだか気が大きくなってたのでつい買っちました。1500円。
冷静に考えると随分な出費だがまあ重さが2キロっくらいあるし旨そうだからいいやあ!(逆上ぎみ)

くちの部分重量の半分は骨だがな!

上の写真は口の部分。多分上唇。
カサゴのような小さな細かい歯からして、
アブラボウズはおそらく吸い込み系の捕食方法なんじゃないか。
他部位はおそらく鰭基部、中骨、後頭部付近等。鰭基部の脂のノリが凄い・・というかほとんど脂。

とりあえずいっぺんに食べるには量が多すぎるので三分の二ほどをにする。

やさいたっぷりたまたま持ってたキノコも投入。

魚屋のおっちゃんの「味が出るから野菜は倍入れたほうがいいよ」との助言に従い大量の野菜と煮る。

アブラボウズあらなべ出来上がり。うまそー。

うむ、うまい。
温度があまり下がらないほどの脂の層が幕を張る。だが軽い。
骨周りの肉と脂を齧ってると時間を忘れる。
多孔質の骨を噛みしだくとギンダラカラスガレイに酷似した味の脂が
じゅわっと染み出てうまい。(不思議なことに鰭周りの脂とは味が違う)
大型の魚らしい厚い皮がプルプルでゼラチン質が多く、
そのせいか味わいはあまり主張するタイプではない。
ちなみにこの鍋で三日食いつないだのだが、
翌朝は全体が固まってるのに鍋との接地部分で糸を引くようなヘンテコな煮凝り状態になる。

ただ、食べてると肉部分がもっと欲しくなる。
大型魚のアラはトータルバランスにちょっと難があるようだ。

残りは煮付けにしてみた。
アブラボウズにつけやはりうまそう。皮の厚みがわかるだろうか。

ああうまい。これもうまい。
むしろ軽いとは言え鰭基部(写真左下)は脂が強すぎるから煮付けのほうが合ってるかもしれん。
ご飯と一緒に食うと幸せである。

ただやっぱり、肉部分がもっと欲しい。
白子も一緒に調理したらもっとうまいに違いない。値段が凄いことになりそうだけど。



Web拍手
   LeviAThaNシリーズ通読しました。ストーリーもいいけどへんな生き物絵もすばらしい…
   こういうのhttp://journal.krakenrum.com/見るのが好きなのですが、それ繋がりでめろめろになりそうです。
ヒャッハー!ありがとうございます。触手いいですよね触手。
鈴の場合は甲殻類(シャコ系)がベースで正宗の場合はわかりにくいですが頭足類がベースになっています。
鈴と出会った時の上野介は頭部が鯨類モチーフですね。
どういうかたちになるのかは周りにいる生物や本人の好みと気分次第なので
いろんなリヴァイアサンが描けて楽しいです。




2013/02/10
アカニシ探したがやっぱり売ってねーなー。
つーか過去に和歌山の鮮魚センターで一度見たっきりだもんなー。そりゃ売ってねーわなー。
しょうがないからテングニシ(静岡では貝長と呼ばれている)探してみたが
これも季節じゃねーのか売ってねー。
ああ貝食いてー。

そういや我が家では海岸線沿いに磯を3〜4キロ散策して
カメノテ
とかイボニシ(或いはレイシガイ?カラシミナと呼ばれていた)とかを
採集して食べるという謎の年中行事があったんだけど、そこでカコボラという貝を捕まえたことがある。
なんか殻全体がもしゃもしゃした皮弁で覆われていて
(ちなみに全部剥ぐと結構いい感じの色合いの貝殻が出てくる)貝体は豹紋柄という
さほど食欲をそそられるヤツではなかったのだが
なんだか「甘い」という話を聞いたことがあったので試しに茹でて食べてみた。
カコボラ自体がさほど大きくない上に一個しか取れなかったので
あまり確定的なことは言えないのだが、普通にうまい貝である。

んで近年、ふと思い出して結構美味しい貝だったなーと追憶がてら調べてみたら
このカコボラ、なんか普通に猛毒(TTX)持ちの貝だった。
内臓、唾液腺共に毒持ち。

俺普通に丸ごと食べちゃってたんだけど、よかったわー。無事でよかったわー。
つかシモコシもそうだけど、僕の懐かしき思い出の食べ物実は毒だったってのやめてほしいわー。




2013/02/03
なんかこう、貝が食べたい。
コリコリした感じのヤツ。赤貝もしくは巻貝がいい。
丸ごと命をいただきたい。大き目のヤツを塩茹でにして残さず食べてしまいたい。
手ずから命を奪って血肉とし、丸ごと取り込んで力にしないとやってらんない、そんな気分。
アカニシが食べたい。
煮貝やなんやで加工されたのは良く見かけるようになったが、
活貝を丸のまま売ってるのはめったに見ない。
うーむ、明日あたり探しに行ってみよう。どうにも血に飢えておる。主にヘモシアニンに。




2013/01/28
珍しく風邪のようなものに罹っておった。

らしきものと言うのは何しろ医者に行った訳ではないので推測である。

悪寒がして手足の節々が痛い。咳はあまり出ないがゲホゲホすると後頭部がジワジワ痛む
喉や消化器系はまったくの常態だが、ま、風邪だろう。

馬鹿は風邪引かないと言うがいかな馬鹿でも2年に一回ぐらいは風邪を引く。
しかしまあこの程度の周期で病疫御免の身体を有す所の馬鹿でよかったとつくづく思う。
両親に感謝したい。

とは言ってもついこないだノロ(っぽいもの)に罹ったばかりでナンだが、
まあウィルスにはなにやったって基本勝てん。
食って飲んで風呂で体温上げた後ひたすら寝る以外なし。

そういうわけで久々に土・日と丸二日間
完全寝試合を決め込んだわけだがまあ月曜早朝には霧恵普通に勝った勝ちました。
勝って久々思ったんだけどやっぱ健康じゃないとナンも出来ねえわ俺
 ヨーグルト食って寝る以外選択肢無いんだもん。そらヨーグルト教団にも入信するわ。
ヨーグルト教・プレーン原理主義・保存派(←傍流の傍流)




2013/01/19
ヤナギノマイが売っていたので買ってみる。一尾380円。
ヤナギノマイ
正直見ない魚なので鮮度がいいのかどうか判断が付きかねる。


前に買った時は煮付けてみたのだが、身が固くて脂がなく評価としてはあまり高くなかった。
(同時期にキチジを買って同じく煮付けで食べたせい)

そういうわけで今回は丸ごと塩焼きにしてみた。
やきざかな弱火でじっくり。

・・・結構うまそう。

にくしつ肉質はこんな感じ。

中々綺麗な白身。
煮た時はカチカチの肉質だったのだが、今回はむしろ水っぽい。なんでやねん。
食べてみると結構うまい。元々安いので値段以上。
皮目がうまい。ゼラチン質が多いのか結構皿とかにひっつく。

劇的にうまいわけじゃないけど中々。この肉質だったら一夜干しにするといいかもしんない。
今度見かけたらやってみようと思う。問題はそんなに流通する魚じゃないことだが。



Web拍手
   どもー、掲載おめでとー!ところでダイオウイカ見ましたか?
   ボクはもぅ感動。普通に怪獣でしたねアレ

美しかったですねえ。ダイオウイカに限らず生きてる時のイカは皆綺麗ですけれども。
正直イカがまばたきするっての知らなかったです。驚きです。
この調子でダイオウホウズキイカの特集もお願いしたい所存。




2013/01/13
来週あたり発売のCOMICリュウ「時に漂うメガネのテーマ」という短編が載ります。
眼鏡アンソロに特化したつくりで組んだので場違い感が出るんじゃないかと少し心配ですが
何気に今後の展開に影響大なのでなにとぞ〜なにとぞ〜よろしくお願いします〜。




2013/01/06
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

僕の今年の初日の出はこんな感じ。
はつひので

丁度肝心な部分が曇ってたー。
でも雲が綺麗だったのでまあいいか。
写真には写ってないんだけど、
砂浜に等間隔にたくさんの人が立っていて一心に海の向こうを眺める風情は
なんだか諸星大二郎先生の作品世界にいるようで中々に心がざわざわする。
この場所での見物客は年々増えてるような気がする。
人が増えれば増えるほど異界感が出ていいぞいいぞ。

ちなみに一応今年も堤防からジャンプしてみた。無事着地。
恒例にするのもなんだかなあと思うが。





2012〜2013
2011〜2012
2010〜2011
2009〜2010

<HOME>
inserted by FC2 system